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クルマを動かすのは誰?

車両の自動運転(ボルボ、富士重工業、三菱自動車、フォルクスワーゲン、ホンダ、日産自動車、トヨタ自動車、マツダ)

2013年4月1日(月)

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運転席に座って本を読んでいても、クルマが自ら走行してくれる。そんな実験が、スペインの高速道路を舞台に一般車も走る中で行われた。安全技術の進化がもたらす、クルマと人の未来とは。

 隣のレーンを走るクルマをふと見ると、ドライバーがハンドルから手を離して雑誌を読みふけっていた――。今夏、スペインの高速道路で、思わずギョッとするような光景が繰り広げられていた。

 これは近未来の自動運転に関する実証実験だ。「SARTREプロジェクト」と呼ばれ、スウェーデンのボルボなど欧州7社が共同で実施した。SARTREとは「環境に配慮した安全なロードトレイン」の略だ。

センサーの固まりになるクルマ

SARTREプロジェクトは、自動運転できる要素技術が既に揃ったことを証明した(下写真)。人やモノとの衝突を防ぐためのレーダーやカメラが、同じ車線で前を走るクルマにぶつからずについていくシステムでも活用された。下図はセンサー搭載車のイメージ

 ロードトレインという言葉の通り、実験ではクルマはまるで連結された列車のように縦に並んで走行。プロのドライバーが運転する先導トラックの後ろに、トラックが1台、ボルボ車が3台続いた。最高時速は90kmに達し、車間距離が4m未満になることもあった。

 ロードトレインに参加する際は、まずドライバーがボタンで参加意思を表明する。実現には法整備などが必要だが、参加者が先導車の事業者に対して料金を支払うことを想定している。

 SARTREプロジェクトのような自動運転が可能になった場合、考えられるメリットは多い。

 まずドライバーにとっては、運転時間を仕事や学習などに充てられ、通勤時の疲労も軽減できる。クルマが一列に走ると空気抵抗が減るため、燃費が10~20%向上するメリットもある。また、各車両の速度が均一になるので、渋滞が発生しにくくなる。

 SF映画のものと思われていた「自動運転」。それが、どのような技術で成り立つかを理解するには、現在のクルマの最新安全技術を知る必要がある。自動運転は「衝突回避」「レーン維持」といった、安全を目的として開発されてきた最先端技術の結晶だからだ。

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「クルマを動かすのは誰?」の著者

広岡 延隆

広岡 延隆(ひろおか・のぶたか)

日経ビジネス記者

日経コンピュータ編集部、日本経済新聞産業部出向を経て2010年4月から日経ビジネス編集部。現在は自動車など製造業を担当している。これまでIT、電機、音楽・ゲーム、自動車、製薬産業などを取材してきた。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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