• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

泡に乗ってスイスイ進む次世代船

燃費5割改善のエコシップ(三菱重工業、ジャパンマリンユナイテッド、川崎重工業、旭洋造船など)

2013年4月2日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

造船各社が省エネ技術を結集させた「エコシップ」を開発。受注も始まった。水や風の抵抗を減らし、太陽光や風力を活用。燃費を2~3割、将来は5割改善する。環境規制強化や原油高で需要増へ。日本の造船の起死回生策になるかもしれない。

 中国や韓国勢に抜かれ、世界一の座を奪われて久しい日本の造船業界。勢いを取り戻すための切り札にしようとしているのが、燃費を2~3割改善し世界最高水準にした「エコシップ」と呼ばれる環境負荷低減船だ。産官学が協力し合って、燃費改善率を5割に高めるための研究開発も始まった。今、このエコシップに追い風が吹いている。

 国際連合の国際海事機関(IMO)は2013年1月1日、国際船舶を対象に、CO2(二酸化炭素)の排出規制を始めた。新たに建造契約が結ばれた船舶からの排出を制限し、2025年まで段階的に削減幅を3割にする。原油価格の高止まりも続く。船の減価償却費、保守費、船員の人件費など、運航に必要なすべての費用のうち、かつて3~4割程度だった燃料代の割合は、今や4~5割に達する。

 一般的に海運会社は、就航から5年以内に経済的なメリットが得られるかどうかを基準にエコシップの購入を判断する。エコシップは通常の船舶よりも価格は高いが、5年以内に燃料費の削減効果の方が大きくなるのであれば、購入の対象となる。

 日本造船工業会の釡和明会長(IHI会長)は、「燃料高騰を背景に、日本が持つ燃費性能技術が評価され、少しずつエコシップの受注を重ねている」と話す。

エコシップの主な仕組み
いくつかの省エネ技術を組み合わせて、燃費を通常の船より2~3割、将来的には5割改善する。風の抵抗が小さい流線形の船体や、水の抵抗が少ない船底の採用、推進効率が高いスクリューの導入、風力で推進するための帆の設置など、様々な手法がある

コメント0

「大人の「のりもの図鑑」」のバックナンバー

一覧

「泡に乗ってスイスイ進む次世代船」の著者

吉野 次郎

吉野 次郎(よしの・じろう)

日本経済新聞社記者

1996年、日経BPに入社。2007年から日経ビジネス編集部で電機業界や自動車業界、企業の不祥事を担当。2015年4月から日本経済新聞社電子編集部に出向中。産業、経済事件を中心に取材・執筆する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

リストラなどつらい経験もありましたが、多くの山に登ったことで、別の景色が見えやすくなりました。

吉田 秀俊 VAIO社長