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老朽化対策の死角

大きすぎて不安募る補正予算

  • 木村 駿

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2013年3月21日(木)

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 「国土強靭化」の第一弾として注目を集めるのが、笹子トンネルの天井板崩落事故を受けたインフラ老朽化対策。国土交通省は防災・安全交付金を創設して自治体の支援に力を入れる方針だが、大型予算を執行し切れるかどうかは不透明だ。

(前回の「推進派と懐疑派の双方に聞いた「国土強靭化」」から読む)

中央自動車道の笹子トンネル。崩落した天井板の撤去を進め、2月8日に全面復旧した(写真:日経コンストラクション、以下同)

 国土交通省は2012年度補正予算で、老朽化対策や防災対策に総額1兆8801億円(国費)の6割に当たる1兆1658億円を割き、インフラ総点検や緊急修繕などを進める。

 笹子トンネル事故で対応に追われた道路局は、老朽化対策に873億円を計上した。100億円程度を掛けて、直轄国道の情報板や標識、照明のほか、法面や盛り土を総点検する。安倍晋三首相は緊急経済対策について「国道整備だけでも約50万件を緊急点検する」と述べた。これが上記の点検箇所の合計数に当たる。

国交省の2012年度補正予算の内訳

 舗装には約200億円、緊急修繕には約350億円を充てる。更新を要する3万基の高圧ナトリウム灯は、約160億円でLED照明に取り換える。初期投資は大きいが管理が容易で、ライフサイクルコストを低減できる。このほか、国費は投入しないが、高速道路会社も約2400億円をかけて老朽化対策を実施する。

 風水害対策や防雪、地震対策には合計861億円を投じて工事を前倒しする。都市間を結ぶ高規格幹線道路の未整備区間には624億円を充てた。同局総務課の千葉信義企画官は「バラマキとの指摘があることは承知しているが、現道が津波浸水想定区域内にあるなどの基準を設定し、事業をきちんと絞った」と説明する。

補正予算で実施するインフラ総点検や老朽化対策、防災・減災対策の考え方
国土交通省の発表資料や担当部局への取材をもとに日経コンストラクションが作成。12年度補正予算の重点分野である「復興・防災対 策」で実施する主な事業について示した。内容は変更になる可能性がある

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