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HTML5のアプリ配信で巨大ネット企業の対抗軸に

伊ボンジョルノ、アンドレア・カッサリーニCEOに聞く

2013年3月21日(木)

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 ウェブ表示言語の最新方式「HTML5」の普及によって、OS(基本ソフト)を選ばずに各種サービスを提供しようとするNTTドコモ。その布石となるのが、2012年に買収したイタリアのボンジョルノだ。連載の最終回は欧米市場を中心に「APPSFUEL(アップスフューエル)」の名称でHTML5を使ったアプリ配信サービスを手がける同社のアンドレア・カッサリーニCEO(最高経営責任者、以後カッサリーニ)に、今後の戦略を聞く。

なぜ、HTML5を使ったアプリ配信サービスに力を入れているのか。

カッサリーニ:従来のスマホ向けOSには、アプリを開発する上で多くの制約があるためだ。例えば米アップルの「iOS」の場合、同社のアプリ配信サービス「App Store(アップスストア)」上でしかアプリを配信できず、コンテンツ事業者が同サービス上でアプリを配信する場合には、アップルが定める厳しいルールを守らなければならない。

ボンジョルノのアンドレア・カッサリーニCEO
(撮影:Laura Leon、以下同)

 アプリに変更を加えるだけでもアップルの審査を受けなければならず、新製品を市場に投入するまでに時間がかかっている。特にソーシャルゲームのように頻繁に機能を更新する必要があるアプリにとって、審査に時間がかかることは、消費者に不便を強いることにもつながりかねない。

 コンテンツ事業者の願いは、OSを問わず、あらゆる消費者にサービスを届けるということだ。今、その障壁を乗り越えることが、コンテンツ事業者にとって最も大きな課題になっている。HTML5はその突破口になると期待している。

HTML5でラジオ配信も

ボンジョルノのアプリ配信サービス、アップスフューエルの現状は。

カッサリーニ:アップスフューエルのサービスには世界中からアクセス可能だが、携帯電話会社と契約してサービスを提供している地域は欧米を中心とする12カ国だ。このうち、4カ国では携帯電話会社による決済サービスを取り入れている。2013年中にはこの決済サービスを12カ国にまで広げていきたい。

 自社で作って提供しているHTML5のアプリは現在、15種類だが、提携先のアプリを含めると、既に10以上の言語で数百種類のアプリが提供されている。アップスフューエルの売上高は月間で数百万ドル規模に達しており、これはHTML5のアプリ配信サービスとしては世界的に見ても突出した規模だと自負している。

 現在はアップスフューエル上のアプリ配信が事業の柱だが、サービスを通じてHTML5には従来のアプリ配信の枠にとどまらない、無限の可能性があることに気付くようになった。現在、当社が特に力を入れていて、業界内から注目を集めているのは、HTML5を使ったラジオのアプリだ。現在、サービス対象地域はイタリアが中心だが、これからはほかの国でも提供を開始したいと考えている。

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「HTML5のアプリ配信で巨大ネット企業の対抗軸に」の著者

白石 武志

白石 武志(しらいし・たけし)

日経ビジネス記者

日本経済新聞社編集局産業部(機械グループ)、京都支社、産業部(通信グループ、経営グループ)を経て、2011年から日経ビジネス編集部。現在は通信、半導体、家電業界などを担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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