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寝過ぎもダメ!なこれだけの理由

国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 睡眠学(12)

2013年3月29日(金)

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 8時間睡眠が理想、というのはよく聞く俗説。体内時計25時間説が、過去の研究で正当だった時代があるのに対して、こちらはなぜそう言われるのか三島さんも知らないという。睡眠についての既存の教科書にもそのようなことは書いていない。しかし、なぜか「もっともらしい話」として流通してきた。

 それに対して、現在の睡眠学の常識は、「必要な睡眠時間は年齢によって違い、また、同じ年齢でも個々人によって違う」だ。たとえば8時間睡眠がしっかり必要で、なおかつそれくらい眠ることができるのは10代なかばくらいまでで、40代で7時間台の前半、70代になると正味6時間くらいが平均だそうだ。そして、くどいようだが、平均はあくまで平均で、それを中心に個々人の違いがある。

 結局、我々は、個々人として、何時間くらい眠るのが適切なのだろうか。

 実は、人がどれだけ眠っているかという研究はたくさんあって、それらを年代別に見ていくと、相当ばらつきはあるにせよ「平均」についてはある程度分かる。

 とはいえ、こと自分自身の睡眠については、平均では語れない。

 では、自分のある日の睡眠が良いものだったかどうか、測る客観的な尺度はあるのだろうか。

3つのパートにわかれたグラフのうち、左半分は若者(Young adult)とシニア(Elderly)の睡眠パターンの違い。「SWS(Slow Wave Sleep)」は「徐波睡眠」=「深睡眠」のこと。右上のグラフは横軸が年齢、縦軸が時間(分)で、年齢ごとにどのタイプの睡眠をどれだけとったかを示している。あくまで平均値だが、8時間以上眠るのは15歳ぐらいまでであることがわかる。右下の「睡眠効率」は「総睡眠時間/床上時間(消灯から起床まで)」。つまり、年をとるほど布団のなかで目が覚めている時間が長い傾向がある。
8時間睡眠のウソ。日本人の眠り、8つの新常識
川端 裕人(著)、三島 和夫(著)

 睡眠の都市伝説を打ち破り、大きな反響を呼んだ「睡眠学」の回が、追加取材による書き下ろしと修正を加えて単行本になりました! 日々のパフォーマンスを向上させたいビジネスパーソンや学生はもちろん、子育てから高齢者の認知症のケアまでを網羅した睡眠本の決定版。睡眠に悩む方々は、本書を読んでぜひ理想の睡眠を手に入れてください。

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「寝過ぎもダメ!なこれだけの理由」の著者

川端 裕人

川端 裕人(かわばた・ひろと)

文筆家

1964年、兵庫県明石市生まれの千葉育ち。日本テレビの記者を経て作家に。『夏のロケット』が第15回サントリーミステリー大賞優秀作品賞、「SFマガジン」で「青い海の宇宙港」を連載中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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