• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

「最終面接の相手は創業者のラリー・ペイジだった」

「ここなら成長できる」と実感しグーグルを目指す

2013年3月28日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 グーグルジャパンの徳生健太郎は、1994年、シリコンバレーの従業員14人の小さなベンチャー企業に就職する。この会社はいわゆる“エグジット”に成功。だが、その後に転じた会社は業績不振に。さらに転職した会社では、レイオフの憂き目に遭う。2003年7月のことだ。

 失業した徳生は、就職活動を行い、そこで出合ったのが、グーグルだった。仕事を失うような事態になっても、自分で自分を追い込んではいけない。そんな友人たちのアドバイスもあって、もともと9月から行くことにしていた妻とのフランス旅行をそのまま実行することにしたのだが、その直前、競合大手ポータルサイトからの内定が出る。

 ところが、トントン拍子に進んでいたグーグルは、最終結論が出ていない。創業者のラリー・ペイジと副社長のジョナサン・ローゼンバーグに直接会って最後の面接をしてほしい、というのである。時は既に8月末になっていた。

 「その連絡をもらったのが、木曜日でした。旅行に出発するのが、土曜日。金曜日しかないわけです。それで、明日はどうだ、とリクルーターに伝えたら、ちょっと聞いてみる、という返事が来て。考えてみたら、会社のファウンダー(創業者)に向かって、翌日に面接をこちらからお願いするというのは、今から思えば、かなり大胆なことをしましたね(笑)。でも、既に出張が入ってしまっている、ということになって」

面接が終わらないままフランス旅行へ

 徳生は早く結論が欲しかった。内定を出してくれた大手ポータルサイトに、待ってもらっている状態だったからだ。グーグルの面接が旅行の終わった後ということになると、2週間も待ってもらわなければいけない。それは避けたかった。

 「フランスから電話でのインタビューはできないかと聞いたら、プロダクトマネジャーの面接は直接じゃないとダメだ、と。それで正直に言ったんですよ。大手ポータルサイトの内定はどうすればいいか、と。すると、リクルーターが、自分にはその会社に友達がいるから電話して『待ってくれ』とお願いしてあげるよ、と(笑)。もちろん冗談ですけど、そのくらい強気なわけです。それじゃあ、とフランスから戻った翌日に面接を入れてもらうことにしたんです」

 おかげでフランス旅行中も、緊張感はひとしおだったらしい。考えてみれば、大手ポータルサイトから、決断時期を迫られていたわけではなかった。「2週間、待ってほしい」と伝えればいいだけの話だったのだが、それが当時はできなかった。1カ月以上念入りに組んだ就職活動の結果、絞りに絞った後の第2候補だったのだ。「第1希望の結果が出てから決めたい」と伝えてしまっては、その後の交渉が不利になったり、旅行に出ている2週間でほかの候補に決まったりするのでは、という不安があったからだ。

不安を抱えたまま出かけた旅行先のフランスで

コメント0

「グーグルで最も活躍する日本人の軌跡」のバックナンバー

一覧

「「最終面接の相手は創業者のラリー・ペイジだった」」の著者

上阪 徹

上阪 徹(うえさか・とおる)

ライター

リクルート・グループなどを経て、95年よりフリーランスのライターに。経営、金融、就職などをテーマに雑誌や書籍などで幅広く執筆やインタビューを手がける。インタビュー集に『プロ論。』ほか。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

意外なことに、伝統的な観光地が 訪日客の誘致に失敗するケースも 少なからず存在する。

高坂 晶子 日本総合研究所調査部主任研究員