• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

“細かさ”こそが脅威となるPM2.5

日本の平均濃度は低下、1月の現象はたまたま?

2013年3月29日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 今年1月、福岡市をはじめ西日本の広い範囲で、微小粒子状物質「PM2.5」が高い濃度で観測されるという“事件”が全国の耳目を集めた。折しも、中国の北京市内で発生が続く深刻な大気汚染が大々的に報道され、大陸からの影響も取りざたされている。高まる不安感からか、防塵マスクなどの対策関連商品の販売が急拡大。2月の空気清浄機販売台数は昨年同月比で40%近い伸びを見せるなど、ビジネスにも大きな影響を及ぼしている。

 一方、環境省は観測を強化し、専門家による検討会を設置して、2月には注意喚起の目安となる「暫定的な指針となる値」を設定した。「1日平均で1立方m当たり70μg(1μは100万分の1)を超えたら、不要不急の外出や屋外での長時間の激しい運動をできるだけ減らす」といった内容だ。ただ、この指針をどのように運用するのかについては「都道府県が注意喚起を行うことを“奨励”する」という歯切れの悪いもので、自治体に判断を委ねた格好になっている。明確な基準がないだけに、社会的不安感は高まるばかりだ。

 実は、この「PM2.5」という物質、発生のメカニズムや健康被害の実態などに謎も多い。いま、列島の大気に何が起きているのか。PM2.5は本当に恐れるべき汚染なのか…。

「PM2.5」とはいったい何か

大気汚染と黄砂の中国(写真:Photoshot/アフロ)

 我々を取りまく大気には、自然発生する土ぼこりから排ガスなどに含まれる煤塵(ばいじん)まで、実に多様な物質が漂っている。この大気中浮遊物質の1つが、多くの人の春を憂鬱にさせるスギ花粉だ。もっとも、花粉症はアレルギーの一種であり、原因はヒトの免疫メカニズムのトラブル。スギ花粉はアレルギー反応を引き起こす物質を含んでいるが、本来は有害な物質ではない。

 一方、話題のPM2.5は高い濃度であれば、ぜんそくや気管支炎などの呼吸器疾患の原因になり得るとされる。肺がんなどのリスク上昇や心臓・循環器系疾患への影響も懸念されるなど、物質そのものが健康に有害であると見られている。

 では、その正体はいったいどのようなものなのか。

コメント1件コメント/レビュー

なぜPM2.5が今話題になっているのか。それは簡単な事である。「中国産のPM2.5は特に体に悪そう」だからである。(2013/03/29)

「微粒子に気をつけろ!日本を襲う「PM2.5」の真実」のバックナンバー

一覧

「“細かさ”こそが脅威となるPM2.5」の著者

山村 紳一郎

山村 紳一郎(やまむら・しんいちろう)

サイエンスライター

科学と技術の全分野で取材・執筆活動を展開中。科学雑誌や書籍を中心にして、ルポルタージュや解説記事、科学実験の開発・実演記事を執筆。教育番組の製作協力、各種ドラマ番組の科学監修なども。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

なぜPM2.5が今話題になっているのか。それは簡単な事である。「中国産のPM2.5は特に体に悪そう」だからである。(2013/03/29)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

組織を正しい方向に導き、 作り変えていける人が、優れたリーダーです。

ジェニー・ダロック 米ピーター・F・ドラッカー伊藤雅俊経営大学院学長