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経済と政治と「動物」を、切り離して考えてはいけません

グローバルな政治・経済と人を理解するための本

2013年4月1日(月)

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 自他共に認める「読書オタク」である筆者お勧めの本を毎月紹介していくこのコラム、今月は「グローバルな政治経済と動物を理解する本」という趣旨で選んでみました。

 えっ、動物?と思われた方もいるかもしれません。しかし、人間はあくまで動物、生き物です。象ともアリとも、質的には全く一緒なのです。「人間は動物である」というベースを忘れてしまっては、政治経済をはじめ大局的に物事を理解することはできません。

 まず、グローバルに政治経済を理解するとはどういうことでしょうか。たとえば、今年1月、中国のフリゲート艦が海上自衛隊の護衛艦に火器管制レーダーを照射した事件がありました。これを、尖閣諸島をめぐる日中の争いだ、と理解している人が世の中には多い気がしています。

 ただ、この事件には別の視点もありました。たとえば月刊「FACTA」3月号ではちょっとうがった見方を提示していて、あの事件は米中の間では擦り合わせができていて、その上で日本に情報を流していた茶番である、といった分析を掲載していました。日本人が思っている以上に、米中の情報のパイプは太い、というのです。

 確かに国際政治の底流には、表層的な情報を追っているだけでは絶対に分からない深い関係が横たわっています。国際関係における突発的な問題が起こった時、メディアの情報だけを追っていては何も理解できないのは事実でしょう。読者の皆さんがこうした事態に直面して戸惑った時に、自分で考えるベースとなってくれるような本を今回は紹介していきたいと思います。

マッキンダーとマハンは地政学の基本

 まず1冊目は、地政学の祖、ハルフォード・ジョン・マッキンダーの大著、『マッキンダーの地政学』(原書房)です。

 本書は、「ハートランドの戦略論」として世界的に知られています。ユーラシア大陸の一番核になる部分、すなわちハートランドを支配した国が、覇権を握るという発想です。私の学生時代の恩師の1人である高坂正尭氏が、「国際政治を理解するには、マッキンダーぐらい読まないとダメだよ」とおっしゃって、この本の原書をテキストにして地政学を教えて下さいました。

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「経済と政治と「動物」を、切り離して考えてはいけません」の著者

出口 治明

出口 治明(でぐち・はるあき)

ライフネット生命保険会長兼CEO

1948年生まれ。京都大学を卒業後、日本生命保険に入社。同社を退職後、2006年にネットライフ企画設立、代表取締役就任。2008年にライフネット生命保険に社名変更。2013年6月より現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官