• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

韓国株まで揺さぶり始めた金正恩の核恫喝

緊張高まる朝鮮半島を木村幹教授と読み解く(1)

2013年4月9日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 北朝鮮と米国の威嚇合戦がエスカレートする。風雲急を告げる朝鮮半島を木村幹・神戸大学大学院教授と読み解いた(司会は田中太郎)。

北はミサイル発射準備、米は防衛網構築

朝鮮半島の緊張がこれまでになく高まっています。北朝鮮は「先制核攻撃する」と韓国、米国、日本を威嚇。さらには日本海側でグアムまで届くとされるミサイルの発射の準備を進めています。一方、米国は新鋭戦闘機や爆撃機を朝鮮半島に投入。グアムなどで北のミサイル攻撃への防衛網も固めます。北朝鮮の指導者、金正恩第一書記の核恫喝の目的は何なのでしょうか。

鈴置:北朝鮮の挑発・威嚇は過去にない激しいものです。「第2の朝鮮戦争を避けるのは難しい」とまで言い切っています。「核兵器と長距離ミサイルを持った」自信が異例の強気の背景にあるのでしょう。

 大胆な威嚇により米国に対しては核保有国として扱うことを求め、韓国や日本には「みかじめ料」、つまりカネを要求するつもり、と思われます。ただ、後者に関しては首を傾げる動きも出てきました。

外貨のパイプ、開城工業団地も閉鎖?

 4月3日、南北共同で操業する開城工業団地への韓国側人員の立ち入りを北は拒否しました。韓国はこの工業団地を通じ事実上、北朝鮮を援助してきました。北の労働者の人件費などをドルで支払っており、北にとっては貴重な外貨収入となっています。

 韓国が北にみかじめ料を払う際には、この人件費を引き上げる形をとる可能性が高いと考えられていました(「背水の陣で核賭博に出た金正恩」参照)。しかし、もし工業団地を閉鎖するようなことになれば、それも不可能です。北の意図が不透明になってきました。

 このニュースが伝えられた4月3日昼、私は韓国人記者と食事をしていました。ニュースに接した瞬間、韓国人記者の顔色が変わりました。「北が一線を越えたな」と思ったからだそうです。

 「北が口でどんなに脅してこようが、ミサイルを発射しようが核実験をしようが、開城工業団地という援助パイプが開いている間は、最終的には北をコントロールできる」と韓国人はどこか安心していたのですが……。

中国に立ち向かう日本、つき従う韓国』好評発売中

韓国はなぜ、中国と一緒になって日本を叩くのか?
米国から離れて中国ににじりよるのか?
朝鮮半島を軸に東アジアの秩序を知り、
ガラリと変わる勢力図を読み切る!!
「早読み 深読み 朝鮮半島」の連載を大幅に加筆・修正して最新情報を1冊に。

コメント6

「早読み 深読み 朝鮮半島」のバックナンバー

一覧

「韓国株まで揺さぶり始めた金正恩の核恫喝」の著者

鈴置 高史

鈴置 高史(すずおき・たかぶみ)

日本経済新聞社編集委員

1977年、日本経済新聞社に入社。ソウル特派員(87~92年)、香港特派員(99~2003年と06~08年)などを経て、04年から05年まで経済解説部長。02年度ボーン・上田記念国際記者賞を受賞。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

高齢者に配るお金はあるが、少子化対策のお金はないと言うのは、おかしいでしょう。

小泉 進次郎 衆院議員