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「環境ビジネス」とは「環境経営」の柱の1つである

大八木成男・帝人社長――トップが語る環境経営

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2013年5月13日(月)

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 環境経営やCSR(企業の社会的責任)はトップが語るからこそ真実味があり、実効性を伴う活動につながる――。そんな考え方を基に連載を続けてきたのが、日経エコロジーの「トップインタビュー」です。このほど、既掲載分を選りすぐってまとめた『トップが語る環境経営 時代の証言2010-2013』(日経BP社)★amazonにリンク★を発行いたしました。この中から、一部の記事をご紹介します。

 第3回は、帝人代表取締役社長執行役員(CEO)の大八木成男氏です。

(聞き手は斎藤正一=日経エコロジー編集部)

環境経営には、かなり以前から取り組んでいますね。どのような背景から始まったのでしょうか。

大八木成男(おおやぎ・しげお)
帝人代表取締役社長執行役員(CEO)
1947年生まれ。71年慶応大学経済学部卒業、同年帝人入社。99年同社執行役員東京支店長、2008年代表取締役社長、2010年から現職
写真/中島 正之

大八木 国連環境開発会議(地球サミット)が開催された1992年に、当社でも地球環境憲章を制定しました。それ以来、会社の中で、環境経営を意識して取り組んでいます。

 私の学生時代は環境問題と言えば公害問題が中心でしたから、経済学でいうところの「外部不経済」という視点で捉えていました。ですから、当時の環境経営の基本は工場から環境汚染物質を垂れ流さないことが中心でした。企業との関係でみると、環境問題は企業活動の外側にあるとの位置付けだったと思います。

その後、環境経営に関する認識を変えたのですか。

大八木 2007年7月に帝人グループとして「環境経営宣言」を発表し、本格的に取り組むようになりました。1992年以降、世界の人口問題と同時にCO2排出を中心とした地球温暖化問題などが叫ばれるようになったことが背景です。環境問題を外部不経済とみるのではなく、経営の内部に取り込んでしっかりとした視点を与えていく、との宣言です。

「環境経営宣言」とは、具体的にどのようなものですか。

大八木 環境経営を「原料調達から生産、製品の使用、廃棄まで、あらゆるプロセスを含む製品のライフサイクル全体で環境負荷を低減させる経営」と定義しました。その3本柱として環境保全、環境配慮設計、環境ビジネスを掲げました。

■ 帝人の環境経営の3本柱とターゲットの移り変わり

 環境保全は、以前から取り組んできたものですが、各工場でCO2排出量や管理する化学物質などを明確にして、1990年対比で帝人グループとしての2020年の目標値を定めました。単に目標を作るだけでなく、委員会を作って毎年、確認するようにしたのです。

 CO2削減では最初に作った目標は既に達成したので、現在は新たに「帝人グループ全体の生産量当たりのCO2排出量を前年対比1%以上改善する」との目標を掲げ、さらなる改善に取り組んでいます。

 環境負荷の低減を製品やプロセスの設計に反映させる環境配慮設計は、ガイドラインを制定するとともに、認定制度を設けて本格的に運用してきました。2010年6月からは環境配慮設計として認定した製品やサービスを対象に「Earth Symphony(アース・シンフォニー)」と名付けたブランドを立ち上げ、展開しています。

環境経営と環境ビジネスを分けて考える企業が少なくないなかで、環境経営宣言の3つ目の柱として環境ビジネスを置いた狙いは何ですか。

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