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ドラッカー理論の実践で高収益に転換

第2回 酒巻久・キヤノン電子社長に聞く

2013年4月30日(火)

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 第2回は、キヤノン電子の酒巻久社長。酒巻社長は1999年3月にキヤノン本社の常務からキヤノン電子社長に転身するや、赤字スレスレだった同社を7年間で売上高経常利益率十数%の高収益企業に変貌させた。マネジメントの巨人、ピーター・ドラッカーの書籍を読み込み、「生き生きとして働けるような会社にしよう」というビジョンを提示したことが、変革の原動力となった。

 「結論から言えば、経営は意外と難しくない。皆さん、経営の理屈をいろいろ言うけれど、要は利益を出せばいいわけだ。だから経営学者の故ピーター・F・ドラッカーが言っていたように、自分の強みを知って、部下が生き生きと働けるような環境を作っていけばいいだけ。それ以上のことはない」と、キヤノン電子の酒巻久社長は明解に語る。

酒巻久(さかまき・ひさし)氏
1940年栃木県生まれ。67年1月キヤノン入社。87年1月システム事業部長。89年3月取締役。96年3月常務生産本部長。99年3月キヤノン電子社長。(写真:稲垣 純也)

 そのうえで酒巻社長は、「社員を不幸にしない」ために何をすればいいかを考えた。「やっぱり、働いたらそれに対して報いるようにすればいい」と思い、成果を上げた社員はすぐに評価して、皆の前で表彰するようにした。その結果、社員が改善のアイデアをたくさん提案してくれた。

 例えば、「朝早く工場に来ます」と提案した女性社員がいた。すぐに表彰した。それまでは始業時間ギリギリに来る社員が多く、午前中を中心に生産ラインの不良率が高かった。ところが、女性社員の提案以降、社員の来社時刻が早くなった。結果として余裕を持って作業に当たることができるようになり、午前中の不良率が下がっていった。

 酒巻社長は、改善を提案したり、会社のために働いたりする社員には、その場で褒めたり、表彰したりした。「評価が遅いと、モチベーションが上がらない。このことは重要なポイントだ」と酒巻社長は話す。

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「ドラッカー理論の実践で高収益に転換」の著者

多田和市

多田和市(ただ・わいち)

日経ビッグデータ

日経ビジネス記者・副編集長、日経情報ストラテジー編集長、日経ビジネス編集委員、日経BPビジョナリー経営研究所上席研究員などを経て、2014年1月から日経ビッグデータ記者。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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