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大阪最後の一等地に死角はあるか

「グランフロント大阪」の気になるところ

2013年5月1日(水)

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 4月26日、大阪・梅田の北ヤード跡地に「グランフロント大阪」がオープンして、業界関係者は何だかよく分からないお祭りムードで盛り上がっている。

 南館と北館に分かれた商業棟には、物販・飲食の店舗だけではなく企業や大学の先端技術と触れあえる場「ナレッジキャピタル」が設置されている。商業棟以外にもホテル「インターコンチネンタル大阪」や分譲マンション「オーナーズタワー」が併設されており、商業施設というよりも一大都市に近い。

 商業棟には266のテナントが入店。うち119店舗がファッション関連である。インテリア・生活雑貨が35店舗、飲食関連が77店舗、ビューティー&コスメ・サービスが35店舗となり、売り場総面積は4万4000平方メートル。初年度来場者は2500万人、初年度売上高は400億円を見込む。

 グランドオープンに先立ち、4月23日にプレス向け内覧会が行われた。概要は各種報道で取り上げられているため、ご存知の方も多いだろう。目にした限りではどの記事でも、この施設への期待感をにじませている。しかし、実際に施設内を歩いてみると気になる点をいくつか見つけた。筆者が今さら称賛だけの記事を書いたところで何の意味がないので、今回は気になった点をまとめてみたい。

 まず物販テナントのラインナップだが、目玉はまちがいなく「ZARA HOME」だろう。スペイン発のグローバルSPA(製造小売り)ブランド「ZARA」のインテリアラインである。4月26日時点で国内にはグランフロント大阪と「ららぽーと横浜」の2カ所にしかないのだからかなり希少性が高い。ほぼ同時にオープンしたこの2店が日本初上陸なのだからなおさら大衆の好奇心を刺激する。マスコミ各社が内覧会で真っ先に向かったのもそのためである。

 しかし、前もって配布されたショップリストを見ても、それ以外に目ぼしいテナントはない。ないと言うのは言いすぎかもしれないが、大型店でこれに匹敵するような目玉店舗はあまりない。小型店では珍しいテナントがいくつかあるが、知名度はそれほど高くない。

高級店と低価格業態が混在

 物販テナントのラインナップを見ていると、この商業施設が高級志向なのか一般大衆向けの低価格志向なのかが分からなくなる。両方が混在しているためだ。低価格の「GAP/GAPキッズ」「イーブス」「センスオブプレイスbyアーバンリサーチ」「コーエン」などがある一方、比較的高級路線の「ビームスEX デミルクスビームス」や「デザインワークス・ドゥ・コート」がある。

 「GAP」は元値こそ中価格帯だが最終処分値引きがすさまじいことは広く知られている。遊心クリエイションのSPAブランド「イーブス」だが、自社のパンフレットにも「低価格SPA」と書かれてあるくらいだ。「センスオブプレイス」はアーバンリサーチの新業態だが、自社内では低価格ファストファッションと位置付けている。メガネでも「金子眼鏡店」がある一方で、低価格の「JINS」「ZOFF」がある。さらに、中価格帯の「パリミキ」もある。

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「大阪最後の一等地に死角はあるか」の著者

南 充浩

南 充浩(みなみ・みつひろ)

フリーライター、広報アドバイザー

1970年生まれ。洋服店店長を経て繊維業界紙に記者として入社。その後、編集プロダクションや展示会主催業者などを経て独立。業界紙やウェブなどに記事を書きつつ、生地製造産地の広報を請け負う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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