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3年連続日本一の前にあった3年連続敗退

チームの主役は誰なのか?

2013年5月2日(木)

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 Xリーグに所属する社会人アメリカンフットボールチーム「オービックシーガルズ」。実業団ではなく、多種多様な背景を持つ選手が集まったクラブチームながら、社会人チームとしては初となる3年連続日本一を達成した。

 様々な仕事を持つ選手やスタッフが集まるクラブチームがなぜ3連覇を成し遂げることができたのか。オービックシーガルズの並河研GM(ゼネラルマネジャー)と大橋誠ヘッドコーチが仕事にも役立つ強いチームの作り方を伝授する。

 今回は並河GMが2010年シーズンに日本一を達成する前のチームの状況を振り返る。

今年1月のライスボウルで、オービックシーガルズは関西学院大学を破り、3年連続で日本一に輝いた

同じ相手に3年連続で負ける

 2007年から3年連続で、同じチームに同じ場所(大阪長居球技場、現キンチョウスタジアム)で負けた。2010年シーズンから2012年シーズンまで3年連続で日本一を達成する前のことだ。

 日本社会人選手権の準決勝もしくは準々決勝。いずれも延長戦や、試合終了ぎりぎりまでの接戦など競り合いの中での敗退だった。2005年に優勝して以来、「日本一」にどうしても届かなかった。

 決してチーム力で劣っていたわけではない。何故勝ちきれないのか。自分たちに足りないものは何なのか。運がないだけなのか。いや「運」では片づけられないし、片づけてはいけない。3年続けて失意の中で乗り込んだ大阪から戻る新幹線で、選手もコーチもフロント陣もそれぞれ深く悩むこととなった。あと1点あれば勝てた。だが、その1点が3年間来てくれなかった。その1点が我々を苦しめ、徐々に「自信」を奪っていった。

 変化のきっかけは、もう1つの敗戦にあった。3年連続で同じ相手に敗れることになる2009年の準決勝の前に行われたブロック予選で、20年間敗れたことがなかった相手に敗れた。しかも13-16というロースコア。見事にオフェンスの良さを封じられた。

 この試合の次のオフの日に、選手たちが自主的に集まってミーティングを開催した。

 「このまま、コーチに任せていて良いのか」「どうやったら次に勝てるのか」「オフェンスをどう立て直すのか」…。数時間後に出た結論は「俺たちもやるしかない」だった。

 そして迎えた準々決勝は、選手たちの断固たる決意がプレーに乗り移り、そのシーズンで一番の大量得点を呼び込み快勝した。試合後、今年こそ、この波に乗って鬼門となっている大阪での準決勝を突破できるかもしれないと、チームに安堵感が広がった。

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「オービックシーガルズの最強チームの作り方」のバックナンバー

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「3年連続日本一の前にあった3年連続敗退」の著者

並河 研

並河 研(なみかわ・けん)

オービックシーガルズGM

1961年9月17日生まれ。奈良県出身。アメリカンフットボール人生は筑波大学に始まり、30年超。現役時代のポジションはOL→DL。2002年からチーム運営会社、OFCの代表取締役を務める。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

大橋 誠

大橋 誠(おおはし・まこと)

オービックシーガルズ ヘッドコーチ

1965年6月9日生まれ。兵庫県伊丹市生まれの東京育ち。1989年リクルート入社。リクルートシーガルズ(現オービックシーガルズ)で8年プレーした後、コーチに。2000年にヘッドコーチ就任。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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