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サンパウロを救う「第3の空港」

LCCと地方空港が示すブラジル経済の発展

  • 二宮 康史

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2012年11月20日(火)

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 これからブラジルに赴任する予定の方がよくジェトロを訪問される。その際に必ず話題になるのは2014年のサッカーワールドカップ、2016年のリオデジャネイロ・オリンピックだ。

 どなたも仕事への期待もさることながら、ブラジルにとって歴史的なイベントに立ち会える幸運を口にする。両イベントはブラジルの国際的な知名度向上のきっかけとなり、多くの外国人がブラジルに押し寄せることであろう。

 ただし、懸念材料はその主要な玄関口となるサンパウロの空港である。収容能力や空港運営当局および航空会社のオペレーション能力の問題で、果たしてそれだけの旅客をさばき切れるのかが不安視されている。

ブラジルの空港乗降客は4年で6割増

 ブラジル空港インフラ公社(Infraero)の資料によれば、ブラジルの空港における旅客数(乗降客数合計)は2011年に前年比15.8%増の1億7995万人を記録した。2007年と比べてみると、この4年間で6割増となった。ブラジルの経済成長に引き寄せられる外国人ビジネスパーソンの渡航増加、消費者の所得増加に伴う旅行ニーズの拡大が数字に表れているといえるだろう。

 旅客数が多いのはやはりブラジルの玄関口、サンパウロ市近郊のグアルーリョス国際空港。2011年の旅客数全体の16.7%を占める3000万人が利用した。それに続くのは国内線が集まるサンパウロ市内のコンゴーニャス空港。旅客数全体の9.3%を占める1676万人が利用した。

 これらの空港は利用客の増加に応じて拡張投資をしているものの、需要拡大には追い付いてはいない。出入国検査やチェックインでも長蛇の列が並ぶ光景は日常茶飯事となっている。

 このままでは、ワールドカップやオリンピックの心配だけではなく、空港の能力がブラジルの経済発展に水を差すことになりかねない。

 そこで「第3の空港」として注目されているのが、サンパウロ市から約100キロ内陸部に位置するカンピーナス国際空港(通称:ビラコポス空港)だ。

急成長するLCC「アズール」

 カンピーナス市は人口108万人(2010年、ブラジル地理統計院)とサンパウロ州内の自治体では第3位の人口を擁する。近郊にはさとうきび畑が広がる一方、日系企業を含めて自動車・同部品、電気電子産業が立地し産業面でも重要な地域だ。同空港の旅客数は2011年に前年比39.4%増の757万人、2007年比では7.5倍と大幅な増加を記録した。

 旅客数増加を後押ししたのは、グアルーリョス、コンゴーニャス両空港の収容能力が限界に達していることに加え、ビラコポス空港をハブ空港として利用する航空会社アズールの就航である。

ビラコポス空港に駐機するアズール機

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