• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

「ハルタル」を知らなければバングラは理解できない

過激化する“ストライキ”との付き合い方

2013年5月16日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 小島正憲です。

 経営の一線からは退いていますが、岐阜にある小島衣料という縫製会社のオーナーを務めています。取引先から婦人服の生地やデザインをお預かりし、それを当社の手で仕立てあげ、納品するのが仕事です。

 ご存知の方もいらっしゃるかも知れませんが、小島衣料に特徴的なことがあるとすれば、それは中国や東南アジアへの進出に積極的なことだと思います。1991年に中国の湖北省に工場を出したのを皮切りに、オーストラリアやタイ、韓国、ミャンマー、ヨルダンなどで経営に携わりました。

 例えば韓国ではマイナス25度という極寒の中で生活し、ミャンマーではプラス42度という灼熱の中で、現地の労働者とともに働いてきました。この経験こそが私の財産です。

フィールドワークが経営に直結

 そして今、私がライフワークとしているのがバングラデシュやミャンマー、カンボジアの現場を歩いて回ることです。労働争議や賃金上昇の動向。電気は十分に供給されるのか。携帯、インターネットは不自由なく使えるのか。空港まで実際にはどれくらい時間を要するのか。少数民族問題や宗教紛争の現状はどうなのか。これらは、実際に足を運ばなければ分かりません。

 言うまでもなく、縫製業は労働集約型の産業です。その競争力は人件費や人材の質、電力や道路などのインフラ、政治の安定性などに大きく左右されます。上記のフィールドワークは経営に直結します。こうして見聞きした情報の一端を、ご紹介できればと考えます。

 まずは、小島衣料も1300人規模の工場を持つ、バングラデシュから。

 「ハルタル」という言葉をご存知でしょうか。

 ハルタルは、ゼネラルストライキと解説されることが一般的です。ただ、ゼネストは「総同盟罷業」とも呼ばれ、一国または一定地域の、多産業にわたる多くの労働者が、一致協力して経済的または政治的要求を獲得するために行うストライキと定義されます。ただ、その意味では、ハルタルはゼネストとは性格を異にしています。

 現在、バングラデシュで行われているハルタルは、政権与党であるアワミ連盟に対し、野党であるバングラデシュ民族主義党(BNP)とジャマティ・イスラミ党(JI)が、政権転覆を目指し、あるいは今年末の総選挙を有利に展開するため起こしている騒動を指します。

コメント1件コメント/レビュー

縫製業者なら先日のビル崩壊事故に触れて欲しい。劣悪な環境だとしたらハルタルと言うストライキが頻発するのは至極当り前に思える。(2013/05/16)

「バングラ、ミャンマーを歩く」のバックナンバー

一覧

「「ハルタル」を知らなければバングラは理解できない」の著者

小島 正憲

小島 正憲(こじま・まさのり)

小島衣料オーナー

長年、経営に携わってきた小島衣料では、国内での経営環境の悪化を受けて海外展開に腐心してきた。足元ではバングラデシュやミャンマー、カンボジアの現状を探るのがライフワーク。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

縫製業者なら先日のビル崩壊事故に触れて欲しい。劣悪な環境だとしたらハルタルと言うストライキが頻発するのは至極当り前に思える。(2013/05/16)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

小池さんがこの言葉(排除)を述べたことで、「風」が変わっていきました。 ただし、小池さんが言ったことは正論です。

若狭 勝 前衆院議員