• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

「現場が主役」=「現場に合わせること」ではない

選手が自分で考えて動くチームを作る

2013年5月16日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 アメリカンフットボールは、秋にリーグ戦が始まる。

 これは本場のアメリカでも日本でも同じで、春はオープン戦が行われ、概ね9月から各ブロック(カンファレンスと言ったりもする)に分かれて総当たりで戦っていく。そして11~12月には、プレーオフ(決勝にいくためのトーナメント)が行われ、冬にチャンピオンが決定する。

 冬のオフシーズンに、選手一人ひとりの体づくり以上に大切なのは、チームづくりだ。筆者(並河)はこれを「シーズンゼロ」と呼んでいる。

 ビジネスでは、オンシーズンとオフシーズンがはっきり分かれていないことが通常だろう。オフシーズンがあるスポーツの世界は、気持ちやその他いろいろなものを切り替えやすいのではないかと思う。

 このシーズンゼロの間に、選手65人、コーチ・スタッフ合わせて120人を超える仲間が「日本一」を目指す1年間をどうつくっていくか、言い方を換えればどんな船に乗るのかを考えなければならない。船が出航するときには「ALL-HANDS ON DECK!」という言葉が使われるそうだが、まさに総員配置で、次のシーズンを勝ちきるチームのビジョンづくりに取りかからなければならない。

牡鹿の角は毎年生えかわる

 ここの部分をおろそかにして、とりあえず昨年の延長でトレーニングや練習を開始してもシーズンの途中で綻びが出る。仮に前のシーズンに準決勝まで行けたチームだとしても、次のシーズンをそこからスタートできるかというと決してそうではない。サッカーのJリーグでも優勝争いをしていたチームが次の年も優勝争いに加われるかというとそうではないことも多い。

 牡鹿の角は、年齢を重ねて大きく逞しくなるが、毎年生えかわる。チームも同じだ。毎年毎年、その年齢に見合った角をどう生やしていくか。チーム全員で取り組む必要がある。

 3年連続で同じチームに負けた後の2010年シーズンのチームビジョンづくりは、シーズンオフに明文化した「『選手が主役』で『ワクワクするフットボール』を実現し、『勝ちきる』チームをどうつくっていくか」に絞られた。

 そのビジョンを実現すべく、選手の中から、主将、副将といったリーダーたちのほか、仕事が終わってから駆けつけることのできるメンバーも加わって、何度となくミーティングを重ねた。

コメント0

「オービックシーガルズの最強チームの作り方」のバックナンバー

一覧

「「現場が主役」=「現場に合わせること」ではない」の著者

並河 研

並河 研(なみかわ・けん)

オービックシーガルズGM

1961年9月17日生まれ。奈良県出身。アメリカンフットボール人生は筑波大学に始まり、30年超。現役時代のポジションはOL→DL。2002年からチーム運営会社、OFCの代表取締役を務める。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

大橋 誠

大橋 誠(おおはし・まこと)

オービックシーガルズ ヘッドコーチ

1965年6月9日生まれ。兵庫県伊丹市生まれの東京育ち。1989年リクルート入社。リクルートシーガルズ(現オービックシーガルズ)で8年プレーした後、コーチに。2000年にヘッドコーチ就任。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

意外なことに、伝統的な観光地が 訪日客の誘致に失敗するケースも 少なからず存在する。

高坂 晶子 日本総合研究所調査部主任研究員