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「再エネ比率37%」の実力を日本で

スコットランドが国を挙げて挑む、潮力・波力発電

  • 半沢 智=日経エコロジー記者

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2013年6月3日(月)

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 波力や潮流などの海洋エネルギー発電を実用化の期待が高まっている。政府は、今年度中に国内で実証海域を選定する計画だ。その実証施設のお手本とする施設が、スコットランドのEMEC(ヨーロッパ海洋エネルギーセンター)だ。波力・潮流発電専門の実験施設として2003年に開設され、すでに10年の歴史を持つ。

 昨年3月、「日本版EMEC」開設を目指すに当たり、国内組織とEMECが協力覚書を交わした。スコットランドで国際貿易や対内投資を担当する国際開発庁のジョン・スウィニー財務相に、EMECの戦略と日本企業への期待を聞いた。

(聞き手は半沢 智=日経エコロジー)

スコットランド政府は、再生可能エネルギーの普及に向けた意欲的な目標を掲げている。

スウィニー:スコットランド政府では、スコットランドを世界における再生可能エネルギーの開発拠点にするという政策を掲げている。理由は2つある。

 1つは、エネルギーの生産を持続可能にしたいということ。もう1つは、スコットランドが地理的に恵まれており、沿岸で風力、波力、潮力といった海洋エネルギーを活用できることだ。スコットランドが持つ風力・潮力エネルギーは、欧州全体の4分の1を占める。

ビジネス機会や投資を呼び込む「磁石」

 これまで、2011年までに電力の30%を再生可能エネルギーで賄うという目標を掲げていたが、実際は37%を実現した。現在は、2020年までに電力の100%を再生可能エネルギーで賄うという、世界で最も意欲的な目標を設定している。

 現在の主力は陸上風力だが、電力のすべてを再生可能エネルギーで賄うには、洋上風力、波力、潮力発電の技術開発が欠かせない。そのため、この分野における日本企業との連携に期待している。

その中核的な施設が、スコットランド北方のオークニー諸島にある波力や潮流発電の実験施設「EMEC(ヨーロッパ海洋エネルギーセンター)」だ。

スウィニー:EMECは、英国政府、スコットランド政府、欧州連合 (EU)などが出資する民間研究機関で、実際の海域を使って潮力や波力発電の設備を評価できる実験施設だ。潮流、深度、発電量などの詳細なデータを長期間にわたって得ることができる。また実験施設は、スコットランド内の送配電網につながれており、きわめて実践的な実験ができる。

 EMECは、世界中から企業を集め、ビジネス機会や投資を呼び込む「磁石」のような施設にしたいと考えている。日本企業では、すでに川崎重工業などが実験に参加している。今後、こうした関係を強化したい。

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