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ボーイング787は本当に安全か

自信を示した改修作業で、まさかの問題発覚

2013年6月5日(水)

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 2013年6月1日、全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)はボーイング787型機の定期便を再開した。バッテリートラブルによって運航停止になった今年1月から、実に4カ月半ぶりの再開である。
 再開に合わせ、ボーイングは航空会社が現在保有する機体787-8の長胴型で、座席数が40席多い787-9の最終組み立てを開始した。787の全受注数890機の約4割を占めており、国内ではANAが30機、JALが20機を発注済みだ。

 運航再開便は両社とも、羽田空港を同日午前1時に出発する国際線だった。

 ANAの初便は、羽田発フランクフルト行き203便で、乗客数は定員158人の9割以上に当たる146人。羽田発シンガポール行き035便が初便となったJALは、定員186人に対して184人とほぼ満席。
 両社とも懸念された“787離れ”は見受けられなかった。

 定期便再開に先駆けて、ANAは5月26日から、羽田~札幌線の臨時便に787を投入。筆者は臨時便初便となる札幌発羽田行き1404便に乗ってみた。離陸から30分が過ぎた機内を見渡すと熟睡している人が多く見られたのが印象的だった。

 こうした特別なフライトでは、離着陸時や機長のあいさつの際、乗客から拍手がわき起こることがある。だが1404便では何も起こらず、単なる臨時便といった雰囲気だった。
 搭乗前後の乗客の話を聞いても、「不安がないとは言えないが、特段787に乗ることを気にしていない」という人が多いように感じた。

5月26日、787による臨時便の機内で乗客に飲み物をサービスするANAの客室乗務員(撮影:吉川忠行、ほかも同じ)

 ANA、JALとも、言葉で安全性を訴えるだけでは乗客の不安は払拭できず、実績を積む以外にないとの認識だ。
 「250便以上行った確認飛行や慣熟飛行も良好だったので、安心して利用してほしい」(ANAの篠辺修社長)
 「これから実績を重ねていくことと、全社員が自信を持ってやっていくことが大切」(JALの植木義晴社長)
 これは、定期便再開時の両社長の言葉からもうかがえた。

 ところが、こうした航空会社の思いとは裏腹に、バッテリーシステムの改修を手がけたボーイングの整備や作業ミスによるトラブルが、5月から2件発覚している。

6月1日に羽田空港を出発するANAの定期便再開初便(左)とJALの定期便再開初便(右)

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「ボーイング787は本当に安全か」の著者

吉川 忠行

吉川 忠行(よしかわ・ただゆき)

Aviation Wire編集長

ライブドアで同業初の独自取材部門「ニュースセンター」立ち上げに参画。ライブドア事件も内側から報じる。退職後はAFP通信社等で取材を続け、2012年2月Aviation Wire創刊。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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