• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

「米中二股」外交に乗り出した韓国、日本外しを加速

6月に開催の中韓首脳会談を木村教授と読む

2013年6月6日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 韓国が米中の間で二股外交に乗り出した。その意図と行方を木村幹・神戸大学大学院教授と分析した(司会は田中太郎)。

韓国つなぎとめに失敗した?米国

韓国の朴槿恵大統領は6月下旬、北京に行き習近平国家主席と会談します。5月上旬にワシントンでオバマ米大統領と会談しましたから、返す刀で、といった感じです。

鈴置:2つの首脳会談はセットで見るべきで、これらは日本にとって極めて重要な会談となるでしょう。今回の「中韓」を期に、韓国の中国接近が一気に表面化する可能性が高いからです。

 韓国にとって先の「米韓」は韓国の対中接近を米国に納得させる会談でもありました。それを見越した米国は韓国をつなぎとめようとしたものの、必ずしも成功しなかったのです(「日本との関係を悪くしたい韓国、良くしたい北朝鮮」参照)。

木村幹(きむら・かん)
神戸大学大学院・国際協力研究科教授、法学博士(京都大学)。1966年大阪府生まれ、京都大学大学院法学研究科博士前期課程修了。専攻は比較政治学、朝鮮半島地域研究。政治的指導者や時代状況から韓国という国と韓国人を読み解いて見せる。受賞作は『朝鮮/韓国ナショナリズムと「小国」意識』(ミネルヴァ書房、第13回アジア・太平洋賞特別賞受賞)と『韓国における「権威主義的」体制の成立』(同、第25回サントリー学芸賞受賞)。一般向け書籍に『朝鮮半島をどう見るか』(集英社新書)、『韓国現代史』(中公新書)がある。ホームページはこちら。最近の注目論文は「韓国はなぜ中国に急接近するのか」(アジア時報2013年6月号)。(撮影:佐藤久)

木村:先の米韓会談に米国がどのような意図を持って臨んだかはわかりませんが、確かに今度の中韓首脳会談は、米韓首脳会談と併せて考えられるべき会談です。

 朴槿恵政権は米中2カ国との関係を機軸に国際関係における自らの位置の見直しを図る戦略を立てています。前提には相互依存の進む現在では米中2カ国にとっても覇権を競い合うことには利益がなく、ゆえに双方との協調は可能だという考えがあります。

 果たして、米中両国が韓国政府の期待するように振舞ってくれるのか。中国の出方に注目ですね。

中韓首脳会談で「離米従中」が明確に

昨年夏の対談でお2人が予測した「離米従中」が6月下旬の中韓首脳会談ではっきりとするというわけですね(「韓国は『米中対立の狭間をうまく泳ぎ切れる』と考えている」参照)。

鈴置:木村先生は「従中」という単語はお嫌いで「従・時代精神」と名付けておられますが(『中国に立ち向かう日本、つき従う韓国』53ページ参照)。いずれにせよ、すり寄って来る韓国を中国がどう“料理”するか、注目です。

コメント5

「早読み 深読み 朝鮮半島」のバックナンバー

一覧

「「米中二股」外交に乗り出した韓国、日本外しを加速」の著者

鈴置 高史

鈴置 高史(すずおき・たかぶみ)

日本経済新聞社編集委員

1977年、日本経済新聞社に入社。ソウル特派員(87~92年)、香港特派員(99~2003年と06~08年)などを経て、04年から05年まで経済解説部長。02年度ボーン・上田記念国際記者賞を受賞。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

人々が働きたいという会社になるには 「働きやすさ」と「働きがい」、この2つが必要だ。

川野 幸夫 ヤオコー会長