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次の「未知の人類」もアジアから発見される!?

国立科学博物館・人類史研究グループ(3)

2013年6月18日(火)

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 ホモ・フロレシエンシスという非常に魅力的な2万年前の人類をめぐる論争を、海部さんの目を通して素描した。

 それにしても、この化石人類は、「ホビット」という愛称に留まらず、とことん興味深い存在だ。もしも、ホモ・ハビリス由来説が正しければ、人類の「出アフリカ」の歴史が書き換えられる。一方、海部さんたちが信じるようにジャワ原人が祖先だとすると、人類進化は従来思われていたよりも可塑性に富み、島嶼という環境で矮小化した示唆に富む実例となる。

 そして、想像してみよう。

 本当に小さな人類だったホビット、ホモ・フロレシエンシスは、どんな存在だったのか。フローレス島でどんな暮らしをしていたのだろうか。

人類進化の展示は「地球館」のB2Fにある。

 国立科学博物館には、フローレス原人を身長110センチメートルとして復元した模型がある。立体データをもとに3Dプリンタで出力した頭骨のレプリカもあるから、それとあわせて見て、まずはサイズ感覚をイメージする。トールキンの作品を映画化した『ロード・オブ・ザ・リング』や『ホビット』に登場したホビット族とまさに符合する大きさだ。

 そして、彼らがどんな生き物と一緒に暮らしていたのかも考えてみよう。展示には、その頃のフローレス島に生きていた主立った動物も再現されている。

 海部さんは「みな実物大ですよ。ゾウも鳥も」と強調した。

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「次の「未知の人類」もアジアから発見される!?」の著者

川端 裕人

川端 裕人(かわばた・ひろと)

文筆家

1964年、兵庫県明石市生まれの千葉育ち。日本テレビの記者を経て作家に。『夏のロケット』が第15回サントリーミステリー大賞優秀作品賞、「SFマガジン」で「青い海の宇宙港」を連載中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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