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永久凍土が解けて、森が枯れる理由

実はヤバい永久凍土 飯島慈裕さん(2)

2013年6月12日(水)

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シベリアで永久凍土を研究するJAMSTEC飯島慈裕さんの2回目。ここ数年にわたり雨や雪が増えた結果、シベリアの森が枯れていることに気付いた飯島さんは、人海戦術でその原因解明に乗り出しました。(写真:田中良知)

前回の復習。北米側に高気圧、シベリア側に低気圧が居座った結果、北極海の海氷が風で流されたり、シベリアに雨を降らせたりしている。(提供:飯島慈裕)

 北極周辺の気圧配置が変化している。
 それによって北極から大西洋に向かう風が吹き、海氷を流し、その結果、北極海の海氷が減っている。
 北米の永久凍土では、凍土融解と少雨が重なり、水不足で森林が枯死している。

 わからないのは東シベリア。
 多雨であるにもかかわらず、森林の枯死は増えている。

 その謎を解いたのが、JAMSTECの飯島慈裕さんだ。
 飯島さん、いったいどうなっているのでしょう? そこに永久凍土は、どう関係しているのでしょう?

雨降って、凍土解ける

「季節を分けて考えましょう。まず、冬です。雪は積もると、布団のような役割を果たします。雪が少なければ布団は薄く、雪が多ければ布団は厚いというわけです」

 なるほど。

「冬は大気がマイナス50℃くらいまで冷えるので、布団が薄いと、地面からどんどん熱を奪っていきます。逆に、布団が厚ければ、断熱効果によって、地面の温度はあまり下がりません」

 ということは、凍土は融解が進む。雪が多いと、凍土は冷えないのだ。

飯島慈裕(いいじまよしひろ)さん。

「海の研究探検隊 JAMSTEC」のバックナンバー

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「永久凍土が解けて、森が枯れる理由」の著者

片瀬 京子

片瀬 京子(かたせ・きょうこ)

フリーライター

1972年生まれ。東京都出身。98年に大学院を修了後、出版社に入社。雑誌編集部に勤務の後、2009年からフリー。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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