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練習の交通費は出さなくても、ドイツ遠征には連れて行く

選手たちに与えるべきものは「環境」

2013年6月13日(木)

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 私たちオービックシーガルズは、2010年シーズン、2011年シーズンと接戦をものにしながら日本選手権(ライスボウル)を2連覇することができた。ただしそれは、狙って獲ったのではなく、結果的に勝ち残ったのであって、「勝てて良かった」というのが正直な感想だった。

 2012年シーズンは、最初から「3連覇」を掲げることにした。この2シーズンを振り返ってみて、プレーオフ以降で圧倒的に勝てた試合が1つもなかったことは、選手やコーチ自身が一番よく知っている。今年も同じことが起きる保証はない。それどころか、日本中の全てのチームが「ストップ ザ オービック」を掲げて挑んでくる。

 そんな中で、あえて「3連覇」を目標として掲げて有言実行するという大きな挑戦を思い立ったのである。

 次は、それを実際にどう落とし込むかだ。この2年間、「選手が主役でワクワク」「 ルールよりディシプリン」と色々な手を打ってきたが、3連覇につながる起爆剤は一体何なのだろうか。考えた末に「全員で日本代表になってみよう!」という奇策(?!)に行き当たった。

 それは、春の強化試合として、単独チームでドイツ遠征を行って国際交流試合を行うというものである。

全員で日本代表になってみよう!

 きっかけは2011年に遡る。その年、第4回アメリカンフットボール世界選手権(W杯)がオーストリアで開催され、日本はアメリカ、カナダに次いで3位に終わった。私(大橋)は日本代表のコーチとして参加した。

 その予選ラウンドで、オーストリア代表と戦って何とか接戦をものにしたのだが、私は改めてここ数年のヨーロッパ勢の台頭に括目した。

 ドイツやオーストリアなどでは、あまりラグビーは盛んではない。ゆえに、1990年代にNFLがヨーロッパに本格的なアメリカンフットボールを紹介して以来、体格が大きく力自慢の男性が行うチーム球技としてアメリカンフットボールが選ばれ、競技人口が増えた。ドイツのアメリカンフットボール人口は既に日本を超えているとも聞く。本場のアメリカからコーチや選手を招き、レベルも格段に上がった。

 欧米の選手たちは本当に大きく、力も強い。日本代表のコーチとして彼らと闘った帰路、「オービックシーガルズの選手全員で彼らと戦えないだろうか」という考えが浮かんだ。2011年の日本代表メンバー45人のうち、オービックシーガルズからは当時13人の選手が選ばれていたが、もちろんチーム全員ということではない。

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「練習の交通費は出さなくても、ドイツ遠征には連れて行く」の著者

並河 研

並河 研(なみかわ・けん)

オービックシーガルズGM

1961年9月17日生まれ。奈良県出身。アメリカンフットボール人生は筑波大学に始まり、30年超。現役時代のポジションはOL→DL。2002年からチーム運営会社、OFCの代表取締役を務める。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

大橋 誠

大橋 誠(おおはし・まこと)

オービックシーガルズ ヘッドコーチ

1965年6月9日生まれ。兵庫県伊丹市生まれの東京育ち。1989年リクルート入社。リクルートシーガルズ(現オービックシーガルズ)で8年プレーした後、コーチに。2000年にヘッドコーチ就任。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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