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「韓中連合軍が怖くないのか」と肩をそびやかす韓国人

韓国の異様な行動を岡本隆司准教授と読む(3)

2013年6月21日(金)

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 韓国の「離米従中」は、経済や外交・軍事という実利に加え「華夷意識」が後押しする。韓国がどこまで先祖返りするのか、岡本隆司・京都府立大学准教授と検討した(司会は田中太郎)。

中国は半島南部も支配するか

岡本隆司(おかもと・たかし)
京都府立大学文学部准教授。1965年京都市生まれ。神戸大学大学院文学研究科修士課程修了、京都大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学、博士(文学)。専門は近代アジア史。多言語の史料を駆使した精緻な考証で、現代の問題にもつながる新たな歴史像を解き明かす。主な著書に『近代中国と海関』(名古屋大学出版会、1999年、大平正芳記念賞受賞)、『属国と自主のあいだ』(名古屋大学出版会、2004年、サントリー学芸賞受賞)、『世界のなかの日清韓関係史』(講談社選書メチエ、2008年)、『中国「反日」の源流』(講談社選書メチエ、2011年)、『李鴻章』(岩波新書、2011年)、『ラザフォード・オルコック』(ウェッジ選書、2012年)、『近代中国史』(ちくま新書、近刊)などがある。(撮影:佐藤久)

前回は「韓国はどこまで先祖返りするのか」という私の質問で終わりました。韓国が米国一辺倒の外交から米中二股外交に走っているのは明らかです。昔のように中国の保護を受ける状況にまで戻るのでしょうか。

岡本:鈴置さんがお書きになってこられた「離米従中」と「従中卑日」。韓国人の意識としても、実際の外交としても確かにその通りに動いていますし、しばらくは続くと思います。

 ただ、昔の朝貢・冊封・事大の関係に完全に戻る――つまり、韓国が中国だけに従属するというところまでは行かないと思います。

 理由は朝鮮半島の北部――北朝鮮だけ抑えておけば大丈夫、と中国が考えていると思われることです。朝鮮戦争の時の動きをみれば分かりますし、それこそ紀元前、楽浪郡の昔からの歴史をみても、そうです。

 中国は半島南部まで、つまり韓国まで完全な支配に置こうとはしないように思えます。また、韓国が安んじて中国に従おうとしているのは、南部までは支配が及ばないと韓国自身も考えているから、と見られます。

どんどん欲深になる中国

鈴置:私は、朝鮮戦争当時と比べ中国はもっと欲深になっていると思います。国力の急伸長を背景に西太平洋の海上優勢を得ようとしているぐらいですから。

 具体的には在韓米軍は撤収させ、できれば米韓同盟も破棄させたい。そうしてこそ、離陸して1時間で北京を空襲できる在韓米空軍基地を撤去できる。また、北京の玄関口である黄海に米海軍が入って来る名分も失わせることができるのです。

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「「韓中連合軍が怖くないのか」と肩をそびやかす韓国人」の著者

鈴置 高史

鈴置 高史(すずおき・たかぶみ)

日本経済新聞社編集委員

1977年、日本経済新聞社に入社。ソウル特派員(87~92年)、香港特派員(99~2003年と06~08年)などを経て、04年から05年まで経済解説部長。02年度ボーン・上田記念国際記者賞を受賞。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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中村 克己 元ルノー副社長、前カルソニックカンセイ会長