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なぜエアアジアはつまづいたのか

ANAとの不仲だけが原因ではない

2013年6月19日(水)

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 先週は、国内の格安航空会社(LCC)3社にとって、大きな転機となった。
 まず、ANAホールディングスとマレーシアのエアアジアが、両社の合弁会社であるエアアジア・ジャパンの提携を、今秋を目途に解消する方針を固めた。ANA側は「合弁解消も含め、今後の対応を模索していく」と話しているが、成田空港を拠点とするLCC事業からは現時点で撤退しない意向だ。

 同じくANAが出資し、関西国際空港を拠点とするピーチ・アビエーションは、10月27日から成田空港へ就航すると6月11日に発表。朝と夜の1日2往復でスタートする。
 またピーチは、6月14日には国内LCCとして初の離島路線となる、関空~沖縄・石垣線を1日1往復で開設した。
 ピーチの成田就航発表と同じ日、ジェットスター・ジャパンは成田~松山線を就航。こちらは国内LCCでは初めての四国乗り入れとなった。

 再編の号砲が鳴るタイミングで、就航地を拡大した国内LCC。2年目を迎える3社の状況を振り返ってみよう。

GWには搭乗率9割のピーチ

 「しっかりと飛ばして、LCCというサービスモデルを認識していただく」
  成田就航を発表した東京都港区の増上寺で、ピーチの井上慎一CEO(最高経営責任者)はこう話した。2012年3月に就航してから1年間、運航品質とLCCのサービス定着の2点にこだわった、とも。

 現在、ピーチの搭乗率は平均78%、定時運航率は81%、就航率は99%。LCCは大手航空会社と比べて、運航便の折り返し時間に余裕がない。それにもかかわらず、高い運航品質を誇っている。さらに就航率は、大手2社を含む国内の航空会社でトップ。
 ピーチでは、搭乗時に窓側の乗客から機内に入れる。ほかにも座席のひじ掛けを跳ね上げてスムーズに着席できるようにするなど、搭乗時間を短縮するための努力の積み重ねが、運航品質向上につながったと言えるだろう。

 ゴールデンウィークの利用実績を見ても、国内線のロードファクター(座席利用率)は満席に近い91.3%と国内トップ。井上CEOは、「高い運航品質が、ほかのLCCとの差別化につながった」と胸を張る。累計搭乗者数は、予定よりも1カ月前倒しで200万人を突破した。

石垣空港に初めて到着したピーチ(左)と、ピーチ社員などに見送られて石垣空港を飛び立つピーチ(撮影:吉川忠行、ほかも同じ)
乗客がスムーズに着席できるよう、シートのひじ掛けは跳ね上げられている
石垣空港に設置された自動チェックイン機に並ぶ乗客たち

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「なぜエアアジアはつまづいたのか」の著者

吉川 忠行

吉川 忠行(よしかわ・ただゆき)

Aviation Wire編集長

ライブドアで同業初の独自取材部門「ニュースセンター」立ち上げに参画。ライブドア事件も内側から報じる。退職後はAFP通信社等で取材を続け、2012年2月Aviation Wire創刊。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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