• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

ITで介護作業は効率化できるか

三重県のイトーファーマシーの挑戦

2013年6月20日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 今回取り上げるのは三重県鈴鹿市に本社を置くイトーファーマシーである。

 同社は病院や診療所の近隣にある調剤薬局、いわゆる門前薬局3店舗のほか、福祉用具のレンタルと販売を行う「ウエルツール沙羅」、入浴・食事や機能訓練等を行う認知症対応型の通所介護施設の「デイハウス沙羅」、ヘルパーが訪問して介護を行う訪問介護事業を行う「ヘルパーステーション沙羅」、ケアプランを作成する「居宅介護支援事業所沙羅」を展開している。

 イトーファーマシーの伊藤新生社長は薬剤師である。1971年に大学を卒業し、その後は外資系の薬品メーカーで長く営業部門のサラリーマンをしていた。しかし、薬剤師の免許を生かそうと一念発起。1987年、鈴鹿市内に市販薬を扱う家族経営の薬局「イトーファーマシー」を開業した。この小さな薬局をいかに拡大していったのか。

普通の薬局から調剤薬局へ

 鈴鹿市内で市販薬や化粧品などを販売していたイトーファーマシーの最初の転機は1990年代半ばであった。これは1980年代から始まった「医薬分業」の影響である。政府は当時、医療機関による薬剤処方を減らすことで、医療費を削減できると考えた。さらに医師と薬剤師の役割分担を明確化。患者一人ひとりが「かかりつけ薬局」を持つことで、患者への薬の過剰投与をなくすことを目指した。

 また同じ頃、医療訴訟が増えたこともあり、医師は治療に専念し、薬については薬剤師に任せてその機能を医療機関から引き離す動きが本格化した。このような流れから、医療機関の門前にある調剤薬局のニーズが社会全体で高まった。

 伊藤社長は三重県松阪市の眼科医の要請を受けて、1994年10月に要請を受けた眼科医の診療所の前に1号店を出した。さらに、1995年2月には、亀山市にある耳鼻科医院の門前に2号店を開業した。

 その後、別の医師の開院に合わせ三重県四日市市に3号店を開業した。一方、最初に開業した松阪市の調剤薬局1号店は要請があった医師から分業解消の申し出があり2000年に閉店。普通の薬局だった創業時の店舗は、1999年に鈴鹿市にある鈴鹿中央総合病院の門前薬局として移設した。今は亀山、鈴鹿、四日市の3カ所で調剤薬局を経営している。

 調剤薬局を出退店する中で、伊藤社長は立地によって在庫ロスが大きく違うことに気付いた。1人の医師が使う薬の種類はそれほど多くない。そのため、小さな診療所では200程度の薬を持っていれば十分だ。ところが、大きな病院になるとその種類は700から800までに増え、それほど量が出ない高単価な薬も常時、在庫として持っていなければならない。

コメント0

「おもてなしの経営学」のバックナンバー

一覧

「ITで介護作業は効率化できるか」の著者

内藤 耕

内藤 耕(ないとう・こう)

サービス産業革新推進機構代表理事

世界銀行グループ、独立行政法人産業技術総合研究所サービス工学研究センターを経て現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

企業や官公庁の幹部のメールボックスの内容が、まるごと数十万〜数百万円で売られている事例もある。

名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官