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大阪でビール1杯800円は高すぎるか

好スタート「グランフロント大阪」が抱える不安

2013年6月26日(水)

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 大阪・キタの新名所「グランフロント大阪」がオープンしてから2カ月弱が過ぎた。先ごろオープン1カ月の業績が発表されており、売上高は50億円、来場者数は761万人だという。グランフロント大阪の初年度売上高は400億円、来場者数は2500万人を見込むということだから、なかなかの好スタートを切ったと言える。

 しかし、数字をよく見てみると、761万人という来場者数の割には売上高が少ない。これは決して楽観視していられる状況ではないのではないか。

“客単価”はたったの657円

 売上高の50億円を来場者数の761万人で割ると、客単価は657円となる。6月9日付の産経新聞が早速これを指摘している。「グランフロント大阪は高級すぎる? 1人当たり売上高『700円以下』」という記事である。

 通常、客数というのは「買い上げ客数」を指す。流通系の上場企業は月次売上高を毎月発表しているが、その項目は売上高、客数、客単価となっており、この中の「客数」とは来場者数ではなく「買い上げ客数」を指している。売上高を買い上げ客数で割った物が客単価だから、来場者数で割るのでは本来の意味をなさないことは承知している。しかし、目標数値でも実績でも「買い上げ客数」を発表しない現状では来場者数で割るほかない。

 そしてグランフロント大阪の“客単価”はあまりにも低い。当初目標である売上高400億円・来場者数2500万人での客単価は1600円となっている。客単価657円では目標値の40%程度でしかない。早い話が客単価に関して言えば対計画比60%減である。

 これは何を示しているかというと、来場者のほとんどが安い商品を買っている、もしくは飲食しているか、来場者のほとんどが見物客で、実際に物を買っている人、飲食店を利用するは少ないのどちらかだろう。そして筆者は後者だと感じる。物を買わずに単に見物に来ているお客が多いのではないだろうか。

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「大阪でビール1杯800円は高すぎるか」の著者

南 充浩

南 充浩(みなみ・みつひろ)

フリーライター、広報アドバイザー

1970年生まれ。洋服店店長を経て繊維業界紙に記者として入社。その後、編集プロダクションや展示会主催業者などを経て独立。業界紙やウェブなどに記事を書きつつ、生地製造産地の広報を請け負う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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