• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

仏教とイスラム教が対立するミャンマー

民主化の思わぬ“副作用”

2013年6月27日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 こんにちは。小島正憲です。

 前回はバングラデシュにおける、ゼネストに起源を持つ過激な政治運動「ハルタル」を紹介しました。今回はミャンマーを取り上げたいと思います。

 ミャンマーにどのようなイメージを持っているでしょうか。

 アウンサンスーチー氏。民主化の進展。その結果の西側諸国との接近と、経済発展。実際、欧米や日本を問わず、数多くの企業が進出し始めています。日本企業でも5月以降だけでワコール、丸紅と日本ハムの連合、東洋エンジニアリングなどの動向が報じられるなど、枚挙に暇ありません。

 一方、ミャンマーでは仏教とイスラム教が深刻な対立状態にあることはご存知でしょうか。

 例えば、今年の3月20日。ミャンマー中部マンダレーのメティラ地区で仏教徒とイスラム教徒の衝突があり、仏教の僧侶を含む11人が死亡、約20人が病院に搬送されました。イスラム系の寺院や学校なども破壊されました。テイン・セイン大統領は非常事態を宣言し、夜間の外出を禁止したほどです。それでも歯止めはかからず、衝突は4日間にわたり、24日夕までに40人が亡くなり、39人が重傷を負ったと報じられています。放火の被害も甚大で、難民は9600人に上ったとのことです。

ゴールドショップでの口論が対立の発端

 きっかけはささいなことでした。

 現地からの情報によると、イスラム系の商店主が仏教徒住民を殴ってケガをさせる事件が発端でした。

 3月19日、イスラム教徒が開いたゴールドショップに1組のカップルが金製のヘアクリップ(髪留め)を持ち込み、その査定をしてもらいました。その髪留めは買った時は14万チャット(1万4400円)でした。しかし、店員は本物か偽物か確認するためと言って店外に持ち出した挙句、キズが付いているとして5万チャット(5150円)しか払えないと言い出したそうです。

 カップルの男性と店員の口論は殴り合いになり、男性は頭部を負傷しました。騒ぎが広まって200人ほどが集まり、店舗や付近の商店を壊し始め、夕刻にはイスラム寺院に火を放ったとのことです。事件はfacebookなどであっという間に広がり、収拾を困難にしてしまいました。

コメント0

「バングラ、ミャンマーを歩く」のバックナンバー

一覧

「仏教とイスラム教が対立するミャンマー」の著者

小島 正憲

小島 正憲(こじま・まさのり)

小島衣料オーナー

長年、経営に携わってきた小島衣料では、国内での経営環境の悪化を受けて海外展開に腐心してきた。足元ではバングラデシュやミャンマー、カンボジアの現状を探るのがライフワーク。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

意外なことに、伝統的な観光地が 訪日客の誘致に失敗するケースも 少なからず存在する。

高坂 晶子 日本総合研究所調査部主任研究員