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私はこうしてパイロットになりました

しんかい6500パイロットチーム(3)

2013年7月23日(火)

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「宇宙飛行士より少ないかも」とウワサの深海調査艇パイロット。確かに現役潜水艇は世界に7艇ほどだから、かなり狭き門であることは間違いないだろう。そんな貴重なパイロットに、彼らはどんな経緯でなったのか。「しんかい6500」の若手パイロット(本当はコパイロット)お二人にうかがいました。(写真:田中良知)

「しんかい6500」コパイロットの片桐昌弥さん。

 しんかい6500のパイロットになるための必要条件は、一級小型船舶操縦士の資格を持っていることである。
 しかし、それだけではもちろん、パイロットにはなれない。

 では、どうしたら、しんかい6500のパイロットになれるのか。
 答えは、JAMSTECが2004年からしんかい6500の運航を委託している日本海洋事業の深海技術部にある、しんかい6500運航チームに所属をし、トレーニングを積む、となるのだが、どうやってそこまでたどり着くのか。

「小学校の時の教科書に、しんかい6500が出ていて、ああ、こういう乗り物があるんだ、と思いました」

 そう話すのは、コパイロット、すなわち副船長の片桐昌弥さんだ。

卒業文集に「しんかいパイロット」

「ただ、その頃の興味は、深海生物の方にありました。深海に特化した形で進化していて、変な形にも、意味があるんだなと思っていました」

 なので、しばらくは、深海生物の研究者になることを夢見ていた。
 そして高校生になった頃、一冊の本に出会う。2003年発行の『深海のパイロット』(光文社新書)だ。
 共著者には、元々はしんかいのパイロットで、現在はJAMSTECで海洋工学センター運航部長を努める田代省三さんが名を連ねている。
「そこに、こうやったらなれるよ、というようなことが書いてありました」

 その頃に、研究者としてではなく、エンジニアリングの面から、しんかい6500に関わろうと決めた。
「どちらかというと、機械とか、そういう方に向いているかなと思いまして」

 神奈川県川崎市に暮らしていた片桐さんは、JAMSTECに体験学習に訪れ、そして、高校の卒業文集には「しんかい6500のパイロットになりたい」と書いた。

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「海の研究探検隊 JAMSTEC」のバックナンバー

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「私はこうしてパイロットになりました」の著者

片瀬 京子

片瀬 京子(かたせ・きょうこ)

フリーライター

1972年生まれ。東京都出身。98年に大学院を修了後、出版社に入社。雑誌編集部に勤務の後、2009年からフリー。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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