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【最終回】彼が語ったグーグルで働くことの価値

組織文化や働き方を形成してきた「正しいことをしようとする引力」

2013年7月18日(木)

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 日本の有名進学校を中退してアメリカの高校に編入し、アメリカの大学、大学院、シリコンバレーのベンチャー企業とキャリアを積んだのが、グーグルジャパンの顔として活躍する徳生健太郎である。シリコンバレーでリストラの憂き目にも遭った徳生は、2003年、グーグルのアメリカ本社に入社。かつて暮らした日本向けに、モバイル検索やグーグルマップをいち早く展開、アメリカ本社でも大きな注目を浴びる。2005年のことだ。

 その後、2009年に徳生はグーグルジャパンに製品開発本部長として赴任する。徳生の日本での生活も、既に4年目になった。日本勤務も含めたとき、改めてグーグルの強さは、どこにあると感じているのだろうか。

 「やっぱり人ですね。インディペンデントに動ける人材が集まっている会社なんです。いろいろなところでリーダーを経てきた人が集まっているから、個々の技能が高いことに加えて、自発的なモチベーションも高いので、放っておいても何かが起こる。良い意味でも、悪い意味でも。だから重要になるのが、リーダーのような人材が多い集団をまとめ上げることのできるリーダーシップなんです」

正しいことをしようとする引力が働く

 例えば、高いゴールを与える。そのゴールをみんなで決定させる。

 「ゴールがあって、ソリューションを作って、やり方まで伝えるのは本当に経験の浅い人には必要かもしれませんが、多くの場合は、課題をともに認識できれば、ソリューションを考え、具体的な手順を考え、実行していくんです。リーダーが想像していたよりも優秀なソリューションができるし、現場の人たちも、自分たちが課題を解決したんだ、という達成感と誇りを得られる」

 これは以前の回(シリコンバレーでも異質だったグーグルの組織文化)でも少し触れたが、徳生はこのリーダーシップスタイルに慣れない時期に失敗をしている。

 「今でもするときがあるんですが、説明し過ぎてしまうわけです。そうすると、“結局、ゴールは何ですか”なんて、とりあえず最終目標を求める声が飛んできたりします。“分かりました。後はエンジニアで任せてください”とピシャリとミーティングが打ち切られて(笑)。しかも相手は20代の社員だったりして。そういう気持ちのいい跳ね返りがあるから、この会社はやめられないなぁと思うんです」

 グーグルの強さと感じたものとして、もう1つ徳生が挙げるのが、「正しいことをしようとする引力が働いている」ことだ。

 「例えば社内の議論では、ユーザーにとって何が正しいかということが、まず最優先事項になるんです。だから、誰にも説明がしやすい。正しいことをすればユーザーがついてきてくれる、というのは創業から変わらないグーグルの考え方です」

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「【最終回】彼が語ったグーグルで働くことの価値」の著者

上阪 徹

上阪 徹(うえさか・とおる)

ライター

リクルート・グループなどを経て、95年よりフリーランスのライターに。経営、金融、就職などをテーマに雑誌や書籍などで幅広く執筆やインタビューを手がける。インタビュー集に『プロ論。』ほか。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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