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「60代活用」「昼夜逆転工場」「竹の部品」

自動車産業集積地・九州で見た中小部品メーカーのここまでやるか

2013年7月22日(月)

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 7月22日号の日経ビジネス特集「部品創世記」では、自動車やスマホの世界で大きく変わりつつある部品メーカーの勢力図の最前線に迫った。このコラムでは、個別のプレーヤーの戦略や、現場で何が起こっているのかを数回に分けて詳しく伝えていく。

「工夫に工夫、工夫を重ねて、よそに負けないコストでやる。中国や韓国のメーカーに負けてはいられない」

 福岡県行橋市の自動車部品メーカー、宮西設備の宮西健司会長は拳を握る。同社は子会社の宮西コスモス(行橋市)で、シートに使うウレタン材の加工や樹脂部品の塗装などを手がけている。いわゆる2次メーカーだ。日産自動車九州の苅田工場に近く、製品を積んだトラックが毎日20便、工場を出て行く。

 宮西会長は、持ち前のバイタリティーで九州に流れ込む中国や韓国からの輸入部品に負けない低コストを実現している。生産工程でのカイゼンや、本社などの間接費を抑えるのはもちろんだが、驚きのアイデアで人件費を大幅に圧縮することに成功した。

 それは、60代を積極的に採用すること。今や従業員182人のうち38人、約2割が60歳以上だ。現在の最高齢は69歳、もちろんハリバリの現役だ。

自動車のシート向けウレタン材の加工を手がける宮西コスモス。従業員の約2割が60歳以上だ。写真左奥が宮西健司会長

 日産自動車が九州へ進出したのは1975年のこと。当時から空調などの設備工事を手がけていた宮西会長は、日産の進出を知るやいなや東京・東銀座の日産本社(当時)に営業行脚へ出向く。最初は門前払いだったものの、粘り強く営業攻勢をかけ続けた結果、工場建設時の設備工事の一部を獲得した。

 自動車部品への参入を果たしたのは、その10年後の1985年だ。設備工事で付き合いのあった2次部品メーカーに、「人間と場所はある。何かさしてくれんか」と頼んだことから始まった。

 シート向けのウレタンクッション材のバリ取りなど、仕事内容としては簡単なものから請け負い始めた。少しずつ仕事は増え、今では樹脂成形や塗装なども手がけている。

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「「60代活用」「昼夜逆転工場」「竹の部品」」の著者

山根 小雪

山根 小雪(やまね・さゆき)

日経ビジネス記者

日経コミュニケーション、日経エコロジーを経て、2010年1月から日経ビジネス記者。エネルギーを中心に、自動車や素材など製造業を担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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