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世界初の9段オートマを開発

独ZFが狙うCVT大国ニッポン

2013年7月24日(水)

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 今秋、ある日本の大手自動車メーカーが北米で新型車を投入する。このメーカーにとって最高級のモデルに、世界で初めての技術が搭載される。それが、9段の自動変速装置(オートマティック・トランスミッション)だ。

 開発したのは、ドイツの大手自動車部品メーカー、ゼット・エフ・フリードリヒスハーフェン(ZF)。

 ZFの会社の名前は、独ボッシュなどに比べて日本ではそれほど知られていないが、売上高174億ユーロ(約2兆2900億円)で世界のトップ10に入る。変速機やサスペンションに強いサプライヤーとして欧州では有名な存在だ。

 そのZFが開発したのが、9段自動変速装置「9HP」だ。よりきめ細かなギアの切り替えと制御により、従来の6段自動変速装置と比べて燃費を10~16%削減した。

ZFが開発した9段自動変速装置「9HP」

 クルマにとって、変速装置は、エンジンやサスペンションなどと並ぶ基幹部品。クルマの走行性能や個性を決定づける存在であるため、日本の自動車メーカーは自社内や系列の部品メーカーで開発を手がけるのが一般的だ。その「心臓部」を、ZFは切り崩すことに成功した。日本の自動車メーカーの乗用車が、ZFの変速装置を採用するのは初めてのことだ。

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「世界初の9段オートマを開発」の著者

大竹 剛

大竹 剛(おおたけ・つよし)

日経ビジネス記者

2008年9月から2014年3月までロンドン支局特派員。2014年4月から東京に戻り、流通・サービス業を中心に取材中

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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