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CCCがITで武雄市図書館を“改造”。3カ月で26万人が利用

  • 西村 崇=日経情報ストラテジー

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2013年8月6日(火)

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 カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が佐賀県西部にある武雄市から運営を任されている、武雄市図書館が人気を呼んでいる。2012年11月から2013年3月までの一時休館の期間で内部を大幅改装。2013年4月にリニューアルオープンしたところ、6月末までの3カ月間で、利用者数は累計で26万に達した。リニューアル前の1年分の利用者数を超えている。

 多くの利用者が訪れる狙いは、居心地の良い空間でゆったりした時間を過ごすこと。館内にはスターバックスコーヒーの店舗があり、買った飲み物などは、館内のどこにでも持ち歩ける。

(写真:諸石 信、以下同)

 店舗の奥にはカフェスペースが広がる。600タイトルが並ぶ、隣の雑誌平積みスペースから、好きな雑誌を持ってきて読むことができる。雑誌は貸し出しをしておらず、CCCが販売しているものだ。ただし館内では、購入する前でも手に取って読むのは自由にできる。

 長く過ごせる図書館にしたことで利用者の評価も高い。40歳代のある利用者は「雑誌を見て回ったり、コーヒーを飲んだりしてゆっくりできる。あまりに雰囲気がいいのでつい長居をしてしまう」と苦笑する。

 快適な読書空間を実現したことで、リニューアル前に比べて、蔵書の貸出件数は2倍、来館者数は4倍に増えた。「リニューアルした図書館を受け入れてくれるだろうか」。武雄市の樋渡啓祐市長が、オープン直前まで抱いていた心配は杞憂だった。

本好きが長く過ごせる経験の提供を目指す

 雑誌は購入して貸し出すのではなく、販売に切り替える。CCCはそんな運営コスト削減の策を講じる一方で、「究極の読書体験」を提供できる場づくりを目指した。つまり、図書館利用者を顧客とみなし、その顧客が経験を通して得る価値、すなわちカスタマー・エクスペリエンスを高めることにこだわった。

 「自分を含めて本好きが長く過ごしたくなる図書館にしたい」(樋渡市長)という要望を受け、改装に当たって、東京・渋谷の代官山 蔦屋書店などで実績があるカフェ併設スタイルを採用した。

 スターバックスコーヒーの店舗を設置したり、書庫をなくすなどして利用者のスペースを広げたりした。広げたスペースには代官山蔦屋書店のものと同じデザインの書棚や机、椅子などを配置。書庫をなくす代わりに、約20万冊の蔵書は、すべて書棚に並べた。

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