• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

「古すぎる鉄道」の極意

企業がやるべきこと、やらざるべきこと

2013年8月9日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

千葉県のローカル線、小湊鐵道は、厳しい経営環境の中で黒字を続けている。大正時代の駅舎に、半世紀前の車両、そして昔ながらの「鉄道の男」たち――。時代を超えた経営哲学が「奇跡の鉄道」を可能にした。その神髄を石川晋平社長の言葉と、小湊鐵道の映像で綴っていく。(下記の動画と、「日経ビジネス」8月12・19日号の関連記事をご覧ください)

今でも、古めかしいオレンジ色の列車を、修理しながら使い続けています。

石川:そうですね。今は列車が14両あるんだけど、最後に買ったのは昭和52年になります。だから、40~50年は使っている。数年に1回、全部塗り直しているので、その後、「おっ、また新車を買ったぞ」なんて冗談を言ってね。車内の床や手すりも替えたりして、リニューアルしています(下記の動画をご覧ください)。

①時空をつなぐ小湊鐵道

どこまで使い続けるんでしょうか。

石川:まあ、車両を変えたいという人もいないし、別に誰が決めているということでもなくて、そうなっているだけですけどね。

「ただ古いだけではない」

駅もそのまま保存している。

石川:だからペンキ塗りですよ、基本的に我々がやるのは。木造なので放っておくとペンキがはげて、だめになっちゃいますから、定期的に塗り替える。うちの大工さんが補修していくということですね。

 この間、鹿島の人が来ましてね。うちは設立の時から、駅は鹿島なんです。それで去年だったかな、鹿島の社史を担当している方が、鉄道部に連絡してきて、「実は社史を作っていて、小湊鐵道さんも特集にしてホームページに載せたいんだけど、取材させてくれませんか」と。「いいですよ」ということで、鹿島の方も建設当初のいろいろな資料を持ってきて、うちに残っている資料と照らし合わせて、互いに、「ああ、こういうことがあったんだ」と確認しながらやっていった。

 大正末期のことですが、当時の鹿島組は、「洋館の鹿島」と言われていたんですね。鉄道は、うちが最初の方になる。それで、鹿島の人から見ると、うちの駅舎は「洋館の鹿島」の面影が残っていると言うんです。それは初めて聞いたことでした。そう言われてみると、なるほど、ただ古いだけではない(笑)。

そういうノスタルジックな佇まいを残しているわけですね。

石川:あると思うんですよ。それで、鹿島はその後に国鉄の駅舎なんかも含めて、いろいろと作ったらしいんですが、当時のまま現存している大正の駅舎は、うちぐらいしかないらしいんです。要するに、建て直しますよね。そういう意味で、鹿島にとって非常に貴重な建築物だそうです。

コメント11

「動画で見る「企業研究・小湊鐵道」」のバックナンバー

一覧

「「古すぎる鉄道」の極意」の著者

金田 信一郎

金田 信一郎(かねだ・しんいちろう)

日経ビジネス編集委員

日経ビジネス記者、ニューヨーク特派員、日経ビジネス副編集長、日本経済新聞編集委員を経て、2017年より現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

誰もやらない領域を根気強く続けられるかが成功の秘訣。

田坂 正樹 ピーバンドットコム社長