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「デモ隊は民主主義を逸脱した。政教分離を疎かにすることなどあり得ない」

トルコ、ザフェル・チャーラヤン経済大臣インタビュー

2013年9月25日(水)

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 9月24日、「 ルポルタージュ・イスタンブール騒乱 『強権の首相よ恥を知れ、建国の父は泣いている!』」と題して、騒乱のさなかにあったイスタンブールを現地取材したルポルタージュを配信した。

 なぜこの地でデモが発生したのか知りたくて取材に向かった。表面上、デモから読み取れるのは「強硬な政府と市民の対立」という単純な構図だ。だが、デモに参加する人たちを取材する中で、イスタンブールの町の底流には「世俗主義」と「イスラム主義」とがせめぎ合っていることを知った。タクスィム公園での衝突は、その対立が姿を変えたものと言えるかもしれない。信仰と信念に根ざす二者の対立がこの町に負わせた傷は、覆い隠せないほどに深かった。

 デモ隊は、トルコ・エルドアン政権が政教分離の原則を曲げて「イスラム回帰」を進めていると言う。警官隊との衝突で死者が出たことで、政府の強硬な姿勢を弾圧的と断罪もする。これに対してトルコ政府はどう応えるのか。デモの影響はどこまで続くのか。トルコ経済の先行きと併せて、ザフェル・チャーラヤン経済大臣に聞いた。

(聞き手=池田信太朗)

ザフェル・チャーラヤン
 「自由というものは、他人の権利を侵害しない範囲で、認められるものです」と語るザフェル・チャーラヤン経済大臣
 1957年、トルコ東部・東アナトリア地方のムシュ県生まれ。アルミニウム関連企業を経営する実業家から、ASO(アンカラ商工会議所)会頭 を経て公正発展党の国会議員に。2007年より現職。
(写真=EMRAH GUREL)

イスタンブールから始まって、全土に飛び火した反政府デモについて、どのようにお考えでしょうか。

チャーラヤン経済大臣:各人が持っている民主主義の権利というのは、他の人が持っているそれを侵害しない範囲で認められるべきです。私の権利は、あなたの権利の境界線までのもの。それ以上に立ち入ることは許されません。まずそれを申し上げたい。

 ではその権利は誰がもたらしたものなのか。そもそも私たち公正発展党が2002年に第1党になってから、(自由に発言するための)個人の権利を拡張する法律を作り始めました。私たちの(エルドアン)首相は15年前、ただ詩を詠んだというだけで投獄されました。かつてのトルコはそういう国でした。それを変えたのは私たち自身です。この法律改正がなければ、誰もデモ活動などできなかったでしょう。

 私は閣僚ですが、クルド人です。かつてトルコでは、自らをクルド人と名乗ることができませんでした。自らの宗教心を表明することもできませんでした。ですが、それが変わったのです。我々が作った法律により、みな自由を得ることができたんです。この範囲の中にとどまる限り、誰もが個人の自由を持つことができます。

政府の、デモに対する強硬な姿勢が批判にさらされています。

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「「デモ隊は民主主義を逸脱した。政教分離を疎かにすることなどあり得ない」」の著者

池田 信太朗

池田 信太朗(いけだ・しんたろう)

日経ビジネスオンライン編集長

2000年に日経BP入社。2006年から『日経ビジネス』記者として、主に流通業界の取材に当たる。2012年『日経ビジネスDigital』のサービスを立ち上げて初代編集長、2012年9月から香港支局特派員、2015年1月から現職

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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