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イトカワにはなぜクレーターがほぼないのか

JAXA宇宙科学研究所 はやぶさ&はやぶさ2(4)

2013年9月26日(木)

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 岡田さんのデスクには、イトカワの2000分の1スケールモデルが置いてある。

 あえて3Dプリンタを使わず、イトカワの比重を再現したものだそうだ。

 「えーと、ここ分かります? この平らなところ」と岡田さんは指さした。

 「ここにはやぶさが降りてサンプルを取ったんです。探査機にとって地形的に平らでないと危険なのでだめだし、自転との関係や探査機の形からいって、着陸できるのが小惑星の赤道付近に限られてしまうので、この辺しかなかったんですね。本来は現地に到着してから、分光観測で科学的成果を最大にできる場所を探したかったわけですが、もう安全面からいって降りられる場所が、そこしかなかったんです」

 そこしかなかった、という割には、小惑星イトカワの屈曲部にも近い。地表は「平ら」ではあるが、そこに安全に近づき、離れること自体、かなりアクロバティックな運用を要求されそうだ。

 その話になるかと思いきや、岡田さんは模型を手にとって「これ軽いんです。でも、重いんです」と不思議な発言をした。

 ぼくも手にとってみるとずっしり重い。片手で振り回すと危なそうだ。軽いか重いかと聞かれたら、重いと答えるだろう。

ナショナル ジオグラフィック 日本版2013年7月号でも太陽系にまつわる特集「太陽系 激動の過去」と「探査車が見た火星」を掲載しています。Webでの紹介記事は「太陽系 激動の過去」はこちら。「探査車が見た火星」はこちら。ぜひあわせてご覧ください。

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「イトカワにはなぜクレーターがほぼないのか」の著者

川端 裕人

川端 裕人(かわばた・ひろと)

文筆家

1964年、兵庫県明石市生まれの千葉育ち。日本テレビの記者を経て作家に。『夏のロケット』が第15回サントリーミステリー大賞優秀作品賞、「SFマガジン」で「青い海の宇宙港」を連載中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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