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メンタルヘルス対策は“未病”で手を打て

一次予防に軸足を置く本田技研工業

2013年9月17日(火)

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 厚生労働省は今年4月からの第12次労働災害防止計画で、「5年間の期間中にメンタルへルス対策に取り組む事業所の割合を80%以上にする」という目標を掲げた。これは2011年の43.6%の倍近い数字だ。従業員のメンタルヘルスへの対応は企業にとって急務となっている。

 本田技研工業(ホンダ)では、永続的な企業経営に欠かせないものとして、いち早くメンタルヘルス対策に取り組んできた。同社の対策の特徴は、復職支援や再発防止といった「三次予防」や、早期発見のための「二次予防」にとどまらず、不調を起こさないようにするための「一次予防」まで裾野を広げた施策を打ち立てたことだ。

“未病”への対策こそが不調者減少に必須

 そもそもホンダがメンタルヘルス対策に力を入れ始めたのは、10年ほど前のこと。メンタルヘルス不調者が増えたことがきっかけだった。

 「当時は事業所ごとにメンタルヘルス対策を行っていた。先進的な取り組みにより成果を上げる事業所も出てきたが、全事業所で同じ対応ができていなかった。せっかくの対応ノウハウが社内で十分に共有できていなかった」と人事部安全衛生管理センターの小林由佳氏は振り返る。

 それを打開するため、全社的な方針を立てた上で取り組むことを目的に、2008年に「メンタルヘルス対応のワーキングチーム」を設置。外部の専門家にも参加してもらい、課題を抽出したという。

 その後、2009年には「全社メンタルヘルス推進チーム」を設置。ワーキングチームで上がった課題を解決するため、「オールHonda心の健康づくり」として5つの主要施策を打ち出した。(図1)。

 「これにより社員1人ひとりが、仕事に誇りを感じて熱心に取り組み、仕事から活力を得て活き活き働ける状態である『ワークエンゲイジメント』を目指し、企業価値を上げることができると考えた」と小林氏は言う。

図1●ホンダのメンタルヘルスの全社方針と施策の5本柱

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「メンタルヘルス対策は“未病”で手を打て」の著者

武田 京子

武田 京子(たけだ・きょうこ)

総合医学出版社「毘沙門堂」編集記者

日経BP社の記者を経て、フリーの医療ライターとして活躍。現在は、毘沙門堂の編集・記者として医師や薬剤師などの専門家向け、コンシューマー向け雑誌や新聞などの記事を手がけている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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