• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

スター建築家が個性競った北京五輪の教訓

記憶には残るも、輝きは持続せず

2013年9月19日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 「建築好き」の人に「これまでで最も印象に残っているオリンピックは?」と尋ねたら、恐らく大半の人が「北京五輪」と答えるのではないか。筆者は迷いなくそう答える。

 水泳の北島康介選手が2大会連続の2種目制覇を成し遂げたから? まあ、それもある。女子ソフトボールが悲願の金メダルを獲得したから? ああ、そんなこともあったな……。でも、本当のところ、何の競技で誰がメダルを取ったかはうっすらとしか覚えていない。頭の中にはっきりと浮かぶのは「鳥の巣」である。

(イラスト:宮沢 洋、以下同)

 ということで、これから数回にわたり、これまでのオリンピックで話題になった建築を振り返ってみたい。日本の建築界が次の東京五輪でどんなメッセージを発信すべきかを考えるには、まず、これまでの五輪建築を振り返って学ぶ必要がある。え、それよりなぜ「鳥の巣」が建築なのか、って? はいはい、では説明を……。

北京五輪の「鳥の巣」を設計したスイス人コンビ

 通称「鳥の巣」、正式名称は「国家体育場」。9万1000人を収容する北京五輪のメーンスタジアムだ。多方向に交錯する鉄の構造体で覆われたその姿は、まさに巨大な鳥の巣。次期東京五輪のメーンスタジアムとなる新国立競技場のデザイン(関連記事:女王・ザハの五輪メーンスタジアムに注目)もすごいが、こちらも相当のインパクトだ。設計は国際コンペで選ばれたヘルツォーク&ド・ムーロンが中心となって進めた。

 今回は「ヘルツォーク&ド・ムーロン」というコンビ名を覚えてほしい。ヘルツォーク&ド・ムーロン(長いので以下HdMと略す)は、スイス・バーゼル出身の2人の建築家、ジャック・ヘルツォーク氏とピエール・ド・ムーロン氏によるユニット。ともに1950年生まれで、スイス連邦工科大学チューリッヒ校の同級生だ。

 東京近郊に住む人は、表参道の服飾店「プラダブティック青山店」を見たことがないだろうか。レンズ状の巨大なガラスで覆われた7階建てのビルだ。あれを設計したのがHdMである。

コメント0

「「建築の祭典」の楽しみ方」のバックナンバー

一覧

「スター建築家が個性競った北京五輪の教訓」の著者

宮沢 洋

宮沢 洋(みやざわ・ひろし)

日経アーキテクチュア副編集長

1967年東京生まれ。1990年早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、日経BP社入社。日経アーキテクチュア編集部に配属。以来、建築一筋。現在は日経アーキテクチュアにて「建築巡礼/プレモダン編」を連載中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック