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「中東の春」を取り巻く問題に詳しくなるために

混迷する中東の今が分かる本

2013年10月1日(火)

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 みなさん、こんにちは。月に1度の書評コラムです。

 今回は、内戦が続くシリアのアサド政権による化学兵器使用の有無をめぐる国際社会の混迷ぶりを念頭に置いて、アラブの混迷を読み解くための本を選びました。

 シリアもエジプトも今政治的な混迷が深まり、大変なことになっています。エジプトでは、2011年に民衆デモで退陣に追い込まれたムバラク前大統領を保釈したりしています。ピラミッドのような世界に誇れる素晴らしい遺産があるにもかかわらず、誰も観光客が来なくなったなどと報じられています。やれジャスミン革命だ、やれアラブの春だとあれほどアラブ世界の民主化へ向かう動きがもてはやされたのに、その結果できた政権がめちゃくちゃで、混沌がさらに深まり、全体として良く分からない情勢に陥っています。

 そういえば、米国がこぶしを上げ、最後はサダム・フセインを核兵器疑惑のもとで追放、処刑するに至ったイラク戦争も悲惨でした。シリアもイラクと似たような雰囲気になってきています。たびたび起こる、こうしたアラブの混迷の源とは一体、何なのでしょう。それを理解するためには、やはり背景にある思想や人々の生活をまず知るのがいいのではないでしょうか。

 大佛次郎賞を受賞した池内恵著『現代アラブの社会思想』を読むと、アラブに住む人々が日々触れている言論空間やムードのようなものが、生きた感触として理解できるようになると思います。

 著者の手法は、エジプトで売られている新聞や大衆紙、週刊誌などを全部読み込んで、現代のアラブに住んでいる人はどのようなことに関心を持ち、何に感動するのだろうかという研究をするものでした。

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「「中東の春」を取り巻く問題に詳しくなるために」の著者

出口 治明

出口 治明(でぐち・はるあき)

ライフネット生命保険会長兼CEO

1948年生まれ。京都大学を卒業後、日本生命保険に入社。同社を退職後、2006年にネットライフ企画設立、代表取締役就任。2008年にライフネット生命保険に社名変更。2013年6月より現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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