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苦労して成功した体験からかっこよさは生まれる

伊藤忠商事社長 岡藤正広さん(3)

2013年10月25日(金)

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川島:仕事においての「かっこいい」と「かっこ悪い」について、疑問がいろいろあるんです。岡藤さん、かっこいい上司ってどんな人だと思いますか?

岡藤:「かっこ悪い」を引き受けられるやつやな。でな、「かっこいい」は人にあげてしまうやつ。

上司は率先して泥臭いことを実践しなきゃいけない

川島:「かっこ悪い」を引き受けられて、「かっこいい」は人にあげてしまうやつ? それれじゃあ、その上司に「かっこいい」が残らないじゃないですか?

岡藤:そや。それが「かっこいい上司」やな。

川島:……また禅問答ですね。じゃあ「かっこ悪い」を引き受けられる、の方からうかがいたいです。どういう意味ですか?

岡藤:会社の部長でも課長でも、上司というのは、率先して泥臭いことを実践しなきゃいけない。というのも、挑戦しがいのある仕事ほど、大変だし、失敗も多いから。泥をかぶる可能性が高いわけだし、お客さんからのクレームだってあるはずです。そのとき現場を任せた若いのだけで行かせるんじゃなくて、自ら足を運ぶ。それが上司というもんや。

川島:だけど、組織の中では、部下の失敗を救ってくれない上司って意外といるんじゃないですか?

岡藤:たしかに、行かないやつもおるわな。なぜかというと、「かっこ悪い」から。部下と一緒にお客さんとこ行って、みんなの前で怒られて顔つぶされたら、かっこ悪い。そう思うのはまあ、人の人情や。だからついつい行かなくなる。けどな、そういうときこそ自分で行かなあかん。

川島:「かっこ悪い」と思うときほど、上司は自分で動かなきゃいけない。

岡藤:そりゃお客さんに怒られるかもしれん。けど、上司が部下の失敗で頭を下げにきたら、「よう来てくれた」と見直してくれるところもあるだろうしな。それにな、部下にしてみたら、失敗のときに顔を出さない上司は、「かっこ悪い」やろ。

川島:上司自身が「かっこ悪いから行きたくない」と思って顔を出さないと、取引先や部下からしたら「かっこ悪い人だなあ」と烙印を押されちゃう。ああ、それで「かっこ悪い」を引き受けられるやつが「かっこいい」となるわけですか。

岡藤:部下からしてみれば、自分の失敗から取引先に頭を下げなきゃいけない、いわば「かっこ悪い」状況を、上司自らが顔を出してあやまってくれる。頼もしいと思うだろうし、それが「かっこいい」につながるわけです。

川島:なるほど! じゃあ、「かっこいい」を人にあげられる、の方の意味をうかがいます。仕事が成功したときって、部下がやったことなのに自分の手柄にする上司って多いじゃないですか?

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「苦労して成功した体験からかっこよさは生まれる」の著者

川島 蓉子

川島 蓉子(かわしま・ようこ)

ifs未来研究所所長

ファッションという視点から、さまざまな分野の企業のブランド作りなどのプロジェクトにかかわる。日経MJ、ブレーン、読売新聞などで連載を持つ。2013年から現職。多摩美術大学非常勤講師。Gマーク審査委員。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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