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日米同盟強化で逆切れした韓国

「だったら、中国と同盟を結ぼう」

2013年10月24日(木)

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 簡単に言えば、米中を両天秤にかけ、双方から利を引き出すという朴槿恵政権の二股外交が早くも破綻した――ということだ。少し常識がある人なら、米中が対立の度を深めている中、二股外交などうまくいくはずがない、と考える。

 ところが韓国メディアは「米中双方と良好な関係を築いたうえ、両大国の力を背景に日本と北朝鮮に言うことをきかせる」画期的な朴槿恵外交を称賛してきた。けっこう多くの知識人がそれを信じ込み、日本にやって来ては誇ってもいたのだ。

日本の自衛権で米国に裏切られた

 しかし、日米が対中軍事同盟、つまり対中包囲網の強化で合意した以上、米国と同盟を結んでいる韓国の立ち位置――米国側に残るのか、中国側に行くのか――が問題となるのは確実だ。

 すでに米国は自分が主導するMDに参加しろと韓国に踏み絵を突きつけている(「ついに米国も韓国に踏み絵を突きつけた」参照)。

 一方、中国は「中国包囲網に参加したらただじゃおかないぞ」と脅し続けてきた(「“体育館の裏”で軍事協定を提案した韓国」参照)。今回の動きは、朴槿恵外交を根本から覆す、韓国にとってこそ「大事件」だったのだ。

 もう1つ、韓国人にとってショックだったのは「集団的自衛権の問題で、米国が韓国よりも日本を尊重した」ことだ。米国に裏切られたとの思いだけではない。

 「日米軍事同盟強化を阻止するなら、仮想敵のあなたよりも同盟国の私が米国を説得した方が効果的です」と中国に説いてきたであろう韓国は、中国からもさらに軽んじられることになる。

 集団的自衛権に関わる韓国の議論にも、随所に独特の思い込みが見られる。ただ、誤解が元とはいえ韓国人がショックを受けたことは事実であり、それが米韓関係に尾を引くのは間違いない。

コメント27件コメント/レビュー

>米韓関係が悪化すれば、その影響は一部で改善が叫ばれる日韓関係の比ではない。下手すれば、日本が大陸に直接に向き合う最前線になるのだ。  ■最初から無いものと考えて国防計画を立てるべきです。 どうせ、中国との事が起こる時には、裏切って中国についているか、中国が国自体を乗っ取っている状態からの開戦になりますよ。(2013/10/24)

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「日米同盟強化で逆切れした韓国」の著者

鈴置 高史

鈴置 高史(すずおき・たかぶみ)

日本経済新聞社編集委員

1977年、日本経済新聞社に入社。ソウル特派員(87~92年)、香港特派員(99~2003年と06~08年)などを経て、04年から05年まで経済解説部長。02年度ボーン・上田記念国際記者賞を受賞。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

>米韓関係が悪化すれば、その影響は一部で改善が叫ばれる日韓関係の比ではない。下手すれば、日本が大陸に直接に向き合う最前線になるのだ。  ■最初から無いものと考えて国防計画を立てるべきです。 どうせ、中国との事が起こる時には、裏切って中国についているか、中国が国自体を乗っ取っている状態からの開戦になりますよ。(2013/10/24)

本当に歴史に学ばない国。確かに立ち位置は難しいけど誰のせいでずっと最貧国だったのか。誰のおかけで豊かに発展できたのか。くらいは覚えておけばいいのに。アメリカに対する外交の仕方が北朝鮮と一緒。北朝鮮が特別という訳でなく、朝鮮民族の基本行動なんだな。(2013/10/24)

ヘーゲル長官が韓国を訪問して、軍事パレードを閲兵したり米韓の関係者の前で演説しているのをテレビでたまたま見ていたのですが、ヘーゲルさんは心ここにあらずといった感じでしたよ。おそらく、パク大統領との会談内容をリークされて当惑していたのではないでしょうか。日本人の私からすれば、米国は韓国を尊重していると思います。昔のことになりますが、朝鮮戦争で数万の犠牲者を出して韓国を助けたのは、米国です。そんな国は他にはないでしょう、日本も含めて。(2013/10/24)

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