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岡藤社長、女性と商社の仕事を語る

伊藤忠商事社長 岡藤正広さん(4)

2013年11月1日(金)

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川島:岡藤さん、総合商社という巨大組織の頂点に立って、人の評価、そして人事ってどうされているんですか?

岡藤:評価と人事。一番難しい仕事のひとつです。

川島:岡藤さんに評価されるって、すごくおっかない感じが……(笑)。

社員の幸せを考えるのは社長の役割のひとつ

岡藤:川島さん、あんたもそういうのか! ま、そう言われることも少なくはないんだけど……。実際は、できるだけ極端な人事はしないことにしているんだよ。人を罰するような人事はしない。僕のどこかに、社員全員に対して「同じ釜の飯を食った仲間」という考えがある。基本的にな、仲間はどんな仕事ぶりやろうと、仲間や。

川島:そう聞くと、情に厚い親分肌、ですね。

岡藤:基本はそうかもしれん。ただな、「情に厚い」が当たり前と思われてしまうと、周囲も甘えが出るし、安住してしまう。最悪、腐敗することもある。それは絶対によくない。仲間であっても、友達関係とは違いますからね、常に仕事で評価をする、という緊張感をトップと社員の間で持っていることが大事だと思う。僕も緊張して社長やっているわけやし。

川島:仲間だから一緒にやろうぜ、とチームワークを育てていくのと、仕事で評価するぞ、という緊張感を維持した関係を保つこと、同時にやらなければならないとすると、そのバランス、難しそうですね。

岡藤:難しい。すばらしい仲間、と思っていても、失敗の中身によっては、時に厳しい評価を下さなにゃあかんこともある。けどそれは、誰が見てもあかんということで、よっぽどな場合です。それに、業績が悪い時には、やはり役割を替えなくてはならない。最終的には、結果を問わざるを得ないのです。

川島:業績はやっぱり大事ですか? 

岡藤:もちろんです。評価や人事の基本は、まず仕事の業績から。これがベースになる。そのうえでさまざまなことを勘案して人を評価し、人事を行う。

川島:仕事の成果は利益貢献するか否か、とおっしゃっていた話につながりますね。ところで、岡藤さんの人に対する評価は、先ほどのマーケット分析と一緒で、いろいろな人の話を聞き、総合的に評価したうえで判断しているんじゃないか、と、私は勝手に思っています。

岡藤:そうや。いいこと言った。人事は決して独断ではやらない。会社の経営と本人の一生がかかっているわけだから、慎重にやらんとな。アンケートを採るように、いろいろな人の話を聞いてみて、それを含めて総合的に判断していく。最終的には社長の責任だから、決定するのは僕の仕事。そのために給料もらっとるわけだから、失敗したら会社に迷惑、預かっている社員に迷惑。だからしっかりやらなければ。

川島:今回、伊藤忠商事は日本の総合商社として初の女性役員を登用されました。

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「岡藤社長、女性と商社の仕事を語る」の著者

川島 蓉子

川島 蓉子(かわしま・ようこ)

ifs未来研究所所長

ファッションという視点から、さまざまな分野の企業のブランド作りなどのプロジェクトにかかわる。日経MJ、ブレーン、読売新聞などで連載を持つ。2013年から現職。多摩美術大学非常勤講師。Gマーク審査委員。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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