• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

経営者になったフーターズ・ガール

35歳のシナボン会長 キャット・コール

2013年11月1日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

35歳でシナボン会長になったキャット・コール

 シナボンと言えば、香りの高いシナモンが巻き込まれたパン生地の上に、白くて甘い砂糖のフロスティングがたっぷりとかけられているロールで有名だ。暖かいロールのぬくもりにシナモンの刺激的な香り、そして究極の甘さ、マーガリンの油分が口の中で交わるこのロールを食べるのは、「耽溺」とも言えるような体験である。もちろんかなりの高カロリーだ。

 このとてもアメリカ的なロールを焼くシナボンは、数年前までショッピング・モールに店を構えるだけのチェーンだったが、現在ではスーパーでの小売、ファストフードでの提携、ライセンスによる販売と多角的な経営を行っている。現在中東やアフリカ、アジアを含めて54カ国1100店にチェーンを広げ、年間1億個、10億ドルを売り上げる。その拡大戦略を成功させているのが、シナボン会長のキャット・コールだ。何と35歳。

 コールがCOO(最高執行責任者)として、同社にやってきたのは3年前の32歳の時。すでにそれまでに、もうひとつのアメリカ的なチェーン、フーターズの世界拡大に関わり、副社長にまで昇り詰めていた。30代前半で10億ドル企業の会長。だが、コールのキャリアはトントン拍子に見えて、実は、彼女にしか起こりえなかったことのように感じられるのだ。

 コールがフーターズで仕事を始めたのは、フロリダ州の高校生だった16歳の時だった。他の生徒のように車が欲しく、そのための小遣い稼ぎのつもりだった。コールの母親はシングルマザーで、コールが9歳の時に離婚をして以来、事務員としてほそぼそと働いていた。3人の娘を1週間たった10ドルの食費で食べさせていた時期もあったほど、家計は苦しかった。

 フーターズと言えば、真面目な女性は眉をしかめたくなるレストラン・チェーンだ。ウェイトレスたちは、オレンジ色のショートパンツに小さなピチピチのTシャツがユニフォーム。ポイントは“胸の谷間”である。コールは最初、受付や裏仕事をやっていたが、18歳になると同時にフーターズ・ガールとして給仕を始めた。「とっても楽しかった」とコールはその時の経験を語っている。間もなくしてキッチン、ダイニングルーム、バーに欠員が出ると、そのマネージングも任せられるようになっていた。

コメント0

「女の出世ダイバーシティ」のバックナンバー

一覧

「経営者になったフーターズ・ガール」の著者

瀧口 範子

瀧口 範子(たきぐち・のりこ)

ジャーナリスト

シリコンバレー在住。テクノロジー、ビジネス、社会、文化、時事問題、建築、デザインなどを幅広く日本のメディアに寄稿。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

高齢者に配るお金はあるが、少子化対策のお金はないと言うのは、おかしいでしょう。

小泉 進次郎 衆院議員