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「動物園」は福沢諭吉の誤訳だった?

よこはま動物園ズーラシア・村田浩一園長(1)

2013年11月18日(月)

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 「動物園」は福澤諭吉が『西洋事情』で初めて使った言葉だが、正式な英語はZoological ParkやZoological Garden。忠実に訳せば「動物学公園」となっていたはず。動物園と学問はどのように結びついているのか。村田浩一園長に聞きに「よこはま動物園ズーラシア」に行ってみた!(文=川端裕人、写真=藤谷清美)

 神奈川県横浜市旭区にある「よこはま動物園ズーラシア」は、1999年に開園した比較的新しい動物園だ。開園後も徐々に新しいエリアが増設され、現在は42.3ヘクタール、2014年度の全面開園後は53.3ヘクタールと、日本の水準では非常に広々とした動物園だ。

 日本で初めて希少なオカピ(キリンの近縁種)を飼ったことでも有名だし、また、設立時から「横浜市繁殖センター」という非公開施設を併設したのも日本初。いや、それどころか、世界でも珍しい、特色ある動物園なのである。

 2011年、園長に就任した村田浩一さんは、日本大学生物資源科学部の教授でもある。獣医師であり、研究者としての専門領域は、野生動物医学、野生動物学。もともと神戸市立王子動物園に勤務してから、大学研究者のキャリアに転身、そして、今、ふたたび動物園に深くかかわっている。

ズーラシア園内にて。

 動物園は、娯楽、レクリエーションの場として、非常に人気の高い場所だ。小さな子どもを連れた親子連れ、遠足の小学生、そしてデートスポットとして使う若いカップルなどなど、多くの社会的ニーズを満たしている。そこにいけば、普段会えない動物がいて、緑が多くてリラックスできて……というのを我々は当たり前のように感じている。でも、それは実は凄いことなのである。人間とともに生きるように品種改良されてきた犬猫や家畜ではなく、飼育が難しい野生動物を扱っているのだから。

 よこはま動物園の園長室を訪ね、まずは園内を散策しつつ、村田さんが語ったのは、「動物園学という学問の領域を確立すべき」ということだった。

コメント2件コメント/レビュー

「動物園」と聞くと上野動物園に代表される様に、種類毎に金網で囲まれた「オリ」の中で方向転換ばかり繰り返す動物達の姿だ。記事にも食物の事が書かれているが、人間で言えば生活の基本である衣食住(動物は衣は不要)は出来るだけ自然に近い状態の方が伸び伸び出来るのではないかと思う。「自然」と言う意味では「弱肉強食」も自然の摂理であり、動物園内であっても飼育者が弱者である動物達を完全保護するだけでは「敵」に対する警戒心も失ってしまい、家畜化してしまうだろう。多少の損失を覚悟してでも、ある程度の緊張感を維持し続けられる様な工夫が必要なのではないかと思う。安全対策として入園者との間に金網を張る事は必要だと思うが、例えば二つの小さな檻に二種類の動物を飼うよりも、1つの大きめな檻にまとめられないか。動物達が狭い範囲を行ったり来たりを繰り返してしているのを見ると、欲求不満の様に感じてしまう。動物園の動物達にももう少し「自由な空間を!」。(2013/11/18)

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「「動物園」は福沢諭吉の誤訳だった?」の著者

川端 裕人

川端 裕人(かわばた・ひろと)

文筆家

1964年、兵庫県明石市生まれの千葉育ち。日本テレビの記者を経て作家に。『夏のロケット』が第15回サントリーミステリー大賞優秀作品賞、「SFマガジン」で「青い海の宇宙港」を連載中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

「動物園」と聞くと上野動物園に代表される様に、種類毎に金網で囲まれた「オリ」の中で方向転換ばかり繰り返す動物達の姿だ。記事にも食物の事が書かれているが、人間で言えば生活の基本である衣食住(動物は衣は不要)は出来るだけ自然に近い状態の方が伸び伸び出来るのではないかと思う。「自然」と言う意味では「弱肉強食」も自然の摂理であり、動物園内であっても飼育者が弱者である動物達を完全保護するだけでは「敵」に対する警戒心も失ってしまい、家畜化してしまうだろう。多少の損失を覚悟してでも、ある程度の緊張感を維持し続けられる様な工夫が必要なのではないかと思う。安全対策として入園者との間に金網を張る事は必要だと思うが、例えば二つの小さな檻に二種類の動物を飼うよりも、1つの大きめな檻にまとめられないか。動物達が狭い範囲を行ったり来たりを繰り返してしているのを見ると、欲求不満の様に感じてしまう。動物園の動物達にももう少し「自由な空間を!」。(2013/11/18)

最近、やっと日本の動物園でも動物を単なる金儲けの品物としてではなく生命のある生き物と理解し動物園管理をするところがでてきたのは嬉しい限りです。食べ物だけではなく動物をできるだけ彼らの自然の生活環境に近づくように努力されていると想像します。もう少しいろいろな角度からこの動物園がどのように野生動物を人工環境の中で育てているのかなどを記事にしていただきたいです。(2013/11/18)

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