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徹底検証、会社の寿命

信用調査会社の“格付け”から割り出す

2013年11月7日(木)

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 「日経ビジネス」11月4日号では、改めて会社の寿命について特集した。1つの会社が繁栄を謳歌できる期間は30年──。日経ビジネスがそう主張した1983年から、今年でちょうど30年を迎える。

 ではどのようにして、会社の旬の期間を計測したのか。当時の方法は、簡単に言えば、売上高と総資産額ランキングの上位企業を「繁栄を謳歌している企業」と規定し、その平均的繁栄時間を計測するというものだった。

 この方法で2012年までを再計算すると約27年。また、売上高や総資産額とは別に、時価総額をベースに日本企業の盛期を改めて計算すると約18年という結果が出た。

 ここではさらに信用調査会社、帝国データバンクの協力の下、会社の寿命をさらに検証してみよう。

超優良企業も10年後には半数が退場

 帝国データバンクは上場している大企業から中小、零細企業まで全国144万社の企業情報をデータベース化している。それぞれの企業には信用度を100点満点で表す企業評価がある。大企業から中小企業までを同じ方法、基準で評価している。

 評点の構成要素は、「業歴」(1~5点)、「資本構成」(0~12点)、「規模」(2~19点)、「損益」(0~10点)、「資金現況」(0~20点)、「経営者」(1~15点)、「企業活力」(4~19点)の7項目からなっており、これに、加点、減点すべき特記事項があればそれを加味している。

 ここでは30年前の1983年から企業の評点がどのように推移したか追跡調査をすることで、会社の旬の期間について割り出していこう。

 まず、超優良企業とも言うべき80点以上の企業グループについて推移を見てみる。83年に80点以上だった企業のうち、10年後の93年も80点以上であり続けた企業は50.5%。実に半数が既にトップランクから落ち、79点以下へと移ってしまった。

10年後(1993年)の構成比(単位:%、以下同)
  60~64点 65~69点 70~74点 75~79点 80点以上 60点未満
83年評点規模別 60~64点 26.5 8.9 2.0 0.4 0.1 62.1
65~69点 28.4 23.2 6.6 1.3 0.3 40.2
70~74点 23.0 27.7 20.9 5.9 1.3 21.2
75~79点 12.5 23.3 28.0 18.0 9.1 9.1
80点以上 2.8 5.1 17.3 19.3 50.5 4.9
20年後(2003年)の構成比
  60~64点 65~69点 70~74点 75~79点 80点以上 60点未満
83年評点規模別 60~64点 9.2 3.1 0.6 0.1 0.0 87.1
65~69点 15.6 6.4 1.5 0.3 0.0 76.2
70~74点 21.8 13.9 4.1 0.9 0.2 59.2
75~79点 24.3 21.9 11.8 3.5 1.8 36.7
80点以上 14.1 19.5 23.6 14.3 13.1 15.4
30年後(2013年)の構成比
  60~64点 65~69点 70~74点 75~79点 80点以上 60点未満
83年評点規模別 60~64点 6.0 1.6 0.2 0.0 0.0 92.1
65~69点 10.7 3.5 0.6 0.1 0.0 85.2
70~74点 17.5 8.8 2.1 0.4 0.1 71.1
75~79点 21.8 16.9 7.9 1.8 0.5 51.1
80点以上 18.4 24.2 22.1 10.5 6.4 18.4
評点別に1983年からの推移を10年後ごと、2013年までを追った。たった10年で超優良企業の半数がその輝きを失う

 その後、20年後の2003年まで80点以上なのは13.1%、さらに今年2013年まで残ったのは6.4%まで落ち込む。驚くべきは18.4%もの企業が60点未満になってしまったことだ。

 次に75~79点だった企業の推移を見てみよう。10年後、75点以上だったのは27.1%と3分の1にも満たない。20年後には5.3%、30年後には2.3%となる。51.1%が60点未満に降格した。

 70~74点だった企業の生き残りはさらに厳しかった。10年後、70点以上だったのは28.1%、20年後は5.2%、30年後では2.6%のみ。実に71.1%が60点未満に落ちてしまった。

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「徹底検証、会社の寿命」の著者

宇賀神 宰司

宇賀神 宰司(うがじん・さいじ)

日経ビジネス記者

日経クリック、日経ベンチャー(現・トップリーダー編集などを経て、2007年1月から日経ビジネス編集記者。流通、中小ベンチャー、マネジメント、IT(情報技術)を担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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