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「創業者目線」を忘れるな

ベイン・アンド・カンパニー・ジャパンの火浦俊彦マネージングディレクターに聞く、永続企業の共通項

2013年11月12日(火)

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グローバル化やIT化などで、経営環境の変化はかつてないほど激しくなり、企業が輝ける旬の時期は短くなる一方。しかし、時代や経営環境がどんなに変わっても、持続的な成長を実現したり、一度低迷しても成長軌道を取り戻したりする企業が存在することも確かだ。その鍵は何なのか。世界的な企業調査で明らかにした永続企業の共通項を、ベイン・アンド・カンパニー・ジャパンの火浦俊彦マネージングディレクターに聞いた。
(聞き手は日経ビジネス記者、宗像誠之)

ベインが世界的に進めているという企業調査で、何が判明したのか。

火浦 俊彦(ひうら としひこ)氏
「創業者目線を常に意識する必要がある」と主張するベイン・アンド・カンパニー・ジャパンの火浦俊彦マネージングディレクター(写真:都築雅人)

火浦:持続的な成長を維持している企業の調査を、ベインはワールドワイドでしている最中だ。既に国内外で、数百社の経営者にインタビューをしているが、まだ調査は続いている。

 現時点での分析では、持続的成長を実現している企業に共通条件は、二つある。

 1つは、本業ともいえる「コア事業」をぶれることなく磨き続けていること。2つめは、「譲れない一線」と呼べる、現場でのこだわりを持っていることだ。

 この2つがきちんと実践されている企業をさらに深く分析すると、これらの2つの行動の根幹に、「創業者目線がしっかりひきつがれている」ことがあることが分かった。つまり、創業時の事業であるコア事業が重要と認識しており、創業当時の考え方や行動哲学が現場で認識され、譲れない一線となって品質が維持されている、ということだ。

創業者目線とは、具体的に何を意味するのか。

火浦:創業者目線を因数分解していくと、まずは大枠に3つに分けられる。

 革命的であること、オーナーらしい目線を持っていること、現場への執着があること――の3つだ。

 この3つの大枠はそれぞれ、さらに3つの行動に細かく分解できる。

 勘違いしてはならないのは、単に、現場で創業者理念を復唱させたり、昔からのやり方をマニュアル化したりすることではないことだ。

 創業者が大事にしていた理念や哲学を現在の経営者も理解し、さらに現場で実践することの意義を従業員に伝え、日々の現場での業務の中に哲学や理念が落とし込まれていることが重要になる。形だけではダメだ。

長期的視点で事業に取り組む

まず、最初の「革命的であること」を、さらに分解すると。

火浦:革命的であるということは具体的には、大志や崇高なるミッションを持っていること、長期的視点を持っていること、外部志向であるの3つの行動に分解できる。

 ベンチャー企業を見ればわかるが、あらゆる事業の創業者というものは、既存のサービス、業界の在り方に対してアンチテーゼ的なアプローチや戦略を取るため、自然と革命的になる。

 そして、創業者ならではの事業立ち上げに対する大志や崇高なミッションを、当然持っている。

 それゆえ、この大志を実現するためには短期志向ではなく長期的視点で事業に取り組むことになる。長期的視点を持って顧客と対峙するため、自然と外部志向になり、組織の論理を優先するような内向きにはならない。

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「「創業者目線」を忘れるな」の著者

宗像 誠之

宗像 誠之(むなかた・せいじ)

日経ビジネス記者

日経コミュニケーション、日本経済新聞社産業部、日経コンピュータを経て、2013年1月から日経ビジネス記者。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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