• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

「ポケモン」とは、すなわち日本文化である

ポケットモンスターの文化的考察

2013年11月14日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 「ポケットモンスターX」「ポケットモンスターY」(ニンテンドー3DS用ソフト/希望小売価格:税込4800円/販売元:任天堂)について、あらためて考察してみたいと思います。 以前にも紹介ましたが、これは新作のたびに全世界で1000万本の売り上げを誇るモンスター・コンテンツです。1996年の発売以来、スピンオフ作品や関連商品まで含めると、世界で3兆8千億円もの売り上げを記録する巨大ブランドでもあります。これはゲームの歴史上、2位のブランド力なのです。

 これほど永続的に愛される理由は、どこにあるのでしょう?

 それは、どんどんユーザー層が入れ替わっていることにあります。子供たちが大きくなり「ポケットモンスター」を卒業していっても、また小さな子供たちが新規ユーザーになる。こうして新作が出るたび、全世界でヒットし続けているのです。

 いざ体験してみるとわかりますが、実際にポケモンを仲間にして冒険する、というゲーム本編が楽しめるようになるまで、5~10分くらいかかります。そこまでに「はい、この人が主人公ですよ」「あなたが、この主人公を操作するんですよ」「じゃ、移動してみましょう」「人と出会うと会話できますよ」……と、ゲーム経験者なら当然のように知っていることを、ひとつひとつ、ゲームの中でゼロから説明していきます。

 多くのシリーズ作が、前作のファンを満足させるため、どんどん内容を進化させていくのとは、まったく逆なのですね。こうして毎回、小さな子供たちを優しく導くための「お・も・て・な・し」の精神を貫いていることが、「ポケットモンスター」の最大の凄さです。

 このスタンスを貫いたまま、1作目から17年がたちました。初代ポケットモンスターを楽しんだ子供たちは、すでに親の世代になりました。そして「ポケットモンスターなら、自分の子供に遊ばせてもだいじょうぶ」という安心感を持たせることに成功し、そのブランド力を確固たるものにしているのです。

子供たちのためのイベントも継続的に行われている。これは今年開催された「ポケモンスタンプラリー2013」の景品です。子供たちに混ざって参加し、ゲットしました。

コメント0

「ゲームナビゲート」のバックナンバー

一覧

「「ポケモン」とは、すなわち日本文化である」の著者

野安 ゆきお

野安 ゆきお(のやす・ゆきお)

ゲームジャーナリスト

ファミコン時代からゲーム業界に参加。1000本以上のソフトを体験し、100冊を超えるゲーム攻略本制作に参加している。ゲーム雑誌編集部、編集プロダクションを経て、現在はフリーランスとして活動中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

誰もやらない領域を根気強く続けられるかが成功の秘訣。

田坂 正樹 ピーバンドットコム社長