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牛、羊、ヤギ・・・家畜はネットで買う

アフリカで急成長する個人売買サイト

2013年11月21日(木)

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 カーバザールをご存知だろうか。牛や羊などの家畜と同様、自分が所有するクルマを街の広場に持ち込み、そこで売る。中古車の個人売買の仕組みで、アフリカ諸国ではかなり普及している。

 ケニアの首都、ナイロビにあるウッドリー地区では、毎週日曜日になるとカーバザールが開催される。敷地内には毎回、200台以上のクルマがずらりと並ぶ。自ら運転してクルマを持ち込み、入り口で出品料約100円を払って、その場で売る仕組みだ。

 売買が成立して、売り手に料金を払えば、買い手はキーを受け取り買ったばかりのクルマを運転して帰る。屋外会場にも関わらず銀行もテントを出して出店し、自動車ローンの手続きもできる。

 集まるクルマはピンからキリまである。日本から輸入したばかりのかなり手入れが行き届いて、年式の新しいきれいな中古車から、「よくこんなクルマを販売するな」と思ってしまうようなボロボロのクルマもある。

 バザールと言っても、売り手は売る気満々というわけではない。むしろ逆で、値札も何もないクルマの中や脇で一日中ボーっとしている人が多い。買い手もまばら。一見すると単なる駐車場のようだ。

ケニアの首都、ナイロビのウッドリー地区で開催されるカーバザール。個人がクルマを持ち込み、その場で販売する。一見すると単なる駐車場のようだ

 アフリカの多くの国で、中古車は新車よりも圧倒的に大きな市場になっている。ケニアやタンザニア、ウガンダなどかつて英国の植民地で、道路が左通行の東アフリカの国々では、右ハンドルの日本車が人気がある。街中を走るクルマはほとんどがトヨタ車で、オフロード用のランドクルーザーは絶大なる人気がある。

クルマ売買サイトに商機あり

 売りたい商品を広場に持ち込んで売買する。さすがにクルマを物々交換することは少ないだろうが、日用品や家電などほかの商品では物々交換も盛んだ。

 そうした、原始的とも思えるクルマの個人売買を目の当たりにして、私は中古車の情報・販売サイトにビジネスの可能性があるのではないかと考えた。

 私がアフリカでの投資を考え始めたのは2007年のこと。当時、私は中古車を日本から海外に輸出する企業に対してIT(情報技術)システムを販売する会社を経営していた。取引先の中古車輸出業者から「アフリカに中古車を輸出したいが、インターネットを使ったよい販売促進方法がないだろうか」との相談を多く受けていた。

 早速、現地に赴いてネット事情について調べた。調査エリアはケニア、ウガンダ、タンザニア、ザンビア、ルワンダ、マラウイ、南アフリカなど。アフリカ東部、東南部、南部が日本の中古車の主要マーケットなのでこの地域を広く回った。

 アフリカでは既にグーグルもサービスを展開していたので、こうした検索サイトに広告を出すのもいいが、現地の有望なインターネットメディア企業と提携してプロモーションができれば、よりターゲットを絞り込んだ販促ができる。

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「牛、羊、ヤギ・・・家畜はネットで買う」の著者

芝 陽一郎

芝 陽一郎(しば・よういちろう)

アイスリーデザイン 社長

2005年、アイスリーデザインを設立し社長に就任。スマートフォン関連のアプリ、システム開発を手がける。一方でケニアのベンチャーに投資。アフリカのIT業界に広く人脈を持つ。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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