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迷走続ける「大阪コレクション」

中途半端なファッションショーに続ける意味はない

2013年11月20日(水)

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11月8日、9日に開催された「大阪スタイリングエキスポ」

 国内のファッションショーイベントには大きく分けて2通りある。1つは消費者向けイベント、もう1つはバイヤーなどの業界関係者向けイベントである。

 前者の代表は神戸コレクションや東京ガールズコレクションであり、後者の代表は東京コレクションだ。消費者向けイベントは出展ブランドをある程度揃えて、それなりに有名なタレントを呼んでくることができればそれなりの集客は可能だから、東京に限らず、原則的には全国各地で開催することが可能である。

 一方、業界関係者向けイベントとしてのファッションショーは、大手流通や百貨店、セレクトショップ、SPAブランドの本社の多くが東京に集中しているため、東京以外で開催する意味合いがあまりなくなっている。そのため、実質的に有効なのは東京コレクションのみというのが現状だ。

ファッションショーにふさわしい街だった大阪

 今の若い方々はご存知ないかもしれないが、昔は大阪にも「大阪コレクション」という業界関係者向けファッションショーがあった。毎年この時期になるとそのことを思い出す。

 第1回目の大阪コレクションは1987年11月に開催されているから、今からちょうど26年前のことである。当時、筆者は17歳で第1回目のステージは見ていない。筆者が取材でステージを見るようになったのは97年以降だ。そのため、87年から97年の10年間については詳細を知らないことをあらかじめお断りしておく。

 今の若い人たちからすると、どうして大阪でコレクションショーをする必要があるのか、不思議に思われるかもしれない。

 もともと大阪は繊維の街として確固たる地位を築いていた。東レや帝人といった大手合繊メーカーや東洋紡やクラボウといった大手紡績、伊藤忠商事や丸紅といった大手総合商社の本社は大阪市内にあった。アパレルでもオンワード樫山はもともと大阪が本社だったし、サンエーインターナショナルもいまだに登記上の本社は大阪にある。イトキンは岐阜で発祥してから大阪に本社を移転している。ずいぶんと古いがレナウンも大阪で創業している。

 こうした背景を踏まえたうえで、筆者が業界紙に入社した97年当時を振り返ると、大阪や神戸、京都を拠点とする独立系デザイナーズブランドもけっこう存在していた。87年当時は、さらに繊維の街として隆盛を誇っており、独立系デザイナーズブランドも元気があった。そのため、大阪はデザイナーズブランドのコレクションショーを開催するにふさわしい街だった。今は見る影もないのだけれど。

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