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部下を勝たせる質問力

問われることで人は考え、気づき、成長する

2013年11月28日(木)

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 12月を迎えると、日本のアメリカンフットボールは、高校、大学、社会人、それぞれでチャンピオンを決めるプレーオフトーナメントが始まり、シーズンは佳境を迎える。私たちオービックシーガルズも12月1日に社会人選手権の準決勝を控えている(午前11:00 vs.鹿島ディアーズ@横浜スタジアム)。

 負けたらそこでシーズンが終わるプレーオフトーナメントは、1つのミスや1つのビッグプレーがチームの命運を分ける。この戦いのために準備してきたことを全て出し切る総力戦となり、リーグ戦とはプレッシャーの大きさが格段に違う。そのプレッシャーを凌ぐには、集中力が大きな決め手となる。

 昨年のライスボウル(日本選手権)では、1試合に1回訪れるか訪れないかの「ちょっとした気の緩み」を学生チャンピオンの関西学院大学に見事に突かれて逆転を喫した。試合は、私たちが最後の10秒に再び逆転して勝利するという劇的な結果に終わったが、これも1つのプレーに全員が集中できたからである。

残り10秒で逆転タッチダウンを決め、3連覇を果たした2013年1月3日のライスボウル(日本選手権)

 ビジネスの世界でも、トレーダーの世界や大きな商談、建設や工場の現場などにおいては数秒の集中力がモノを言う。それには心身の充実も欠かせないが、集中力を高めるための工夫も必要である。私たちはそのカギの1つが「質問」にあると考えている。

ボールは、どっちに回転している?

 レシーバーがボールをキャッチする練習をしていて、ボールを落とすことがある。また、試合でも、ほぼ手に収まったボールを落としてしまうことがある。そんな時、コーチがつい発してしまいがちなのは「お前なにやっているんだ?」「ちゃんと取れよ!」あるいは「気合いを入れろ、気合いを!」といった言葉ではないだろうか。それが練習中であれば、その後、落球した選手は罰としてグラウンドを1周することになるかもしれない。

 しかし、冷静に考えるとどうなのだろうか。果たしてこれで、ボールキャッチの技術は上がるのだろうか。

 選手からすれば、「お前なにやっているんだ?」と聞かれれば「練習です」に違いなく、正確に言えば「キャッチミスをしました」となるだろう。もう少し賢く言うならば「コースやタイミングを間違えました」という答えになるだろう。また、「ちゃんととれよ!」に対しては「はい」、「気合いを入れろ」に対しては「気合いなら入っています」と言いたくなるだろうし、「気合いが入っていないというのはコーチの感想でしょう」とさえ言いたくなるかもしれない。

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「オービックシーガルズの最強チームの作り方」のバックナンバー

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「部下を勝たせる質問力」の著者

並河 研

並河 研(なみかわ・けん)

オービックシーガルズGM

1961年9月17日生まれ。奈良県出身。アメリカンフットボール人生は筑波大学に始まり、30年超。現役時代のポジションはOL→DL。2002年からチーム運営会社、OFCの代表取締役を務める。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

大橋 誠

大橋 誠(おおはし・まこと)

オービックシーガルズ ヘッドコーチ

1965年6月9日生まれ。兵庫県伊丹市生まれの東京育ち。1989年リクルート入社。リクルートシーガルズ(現オービックシーガルズ)で8年プレーした後、コーチに。2000年にヘッドコーチ就任。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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