ちゃんと稼いで楽しく生きる「女の道」
このコラムについて
フランスといえば、美しい街並みがあり、芸術や文化の香り高く、ブランド品も目白押し。そこに住むフランス人女性はファッショナブルで、スマートに自立して生活している。仕事をしながら子育てがしやすい環境も制度も整っていて、男性たちは「イクメン」が多い。出生率も2.0人以上に回復し、育休だって3年間とれる。教育にだってお金がかからない。
これらはある意味事実だ。だが、フランスの女性が幸せに見えるのは、制度のせいだけではない。フランスの女性たちは、どんな状況でも自分の人生を受け入れつつも、「私は幸せ」と言い切る強さを持っている。日本のように、他人と比較して、自分は不幸だなどと思わない。この連載では、しなやかで、したたかで、ひたむきに突き進む彼女たちの姿を現地からレポートする。彼女らの生き方を参考にしながら、「ちゃんと稼いで楽しく生きる女の道」を皆さんと一緒に考えていきましょう。
著者プロフィール
記事一覧
-
2014年5月8日
今なお現役! 82歳のバレリーナ
物事はシンプルに考えるのが一番
半年間連載してきた当コラムも今回が最終回。 82歳で現役のバレリーナを紹介します。「人生の悩みは多くあっても、前に進むしかない。物事はシンプルに考えるのが一番!」というフランス人の生き方の原点を教えて...
-
2014年4月24日
制度が整えば、仕事と子育てを両立できる?
優れた制度のフランスにも、日本と共通の悩みはある
今回は、「子ども手当」「結婚のスタイル」「待機児童」など、日本でもよく語られる三つの問題について、フランス女性の本音(コメント)などを交えながら、フランスの結婚、子育ての実情を紹介します。
-
2014年4月17日
仕事・子育てをしながら、学び続けて博士号をとる
教育は自立のための必須条件
今回紹介するのは、教育省の学校教育部門でトップ補佐役を務めているエレーヌ・ウアナスさん(63歳)。女性が社会で活躍するにはまだまだ難しかった時代に、出産・育児と仕事を両立させながら、学び続けて博士号ま...
-
2014年4月10日
「看護師」の資格をフル活用して4人の子どもを育てる
仕事や職場を選ぶにも、すべて子どもが中心
今回は、看護師のマリー・ロール=ドゥフレヌさん(52歳)を紹介します。看護師をしながら、4人の子どもを育ててきました。病院での苦い経験から看護師になることを決意した方です。
-
2014年4月3日
高校卒業資格に3度失敗、転職を重ねて公務員になる
「仕事は社会とのかかわり」 どんな仕事でもベストを尽くす
今回も番外編で、男性に登場していただきます。バカロレアの試験に3度失敗、その後も転職を重ねて公務員になったフィリップ・ショットさん(49歳)。苦労を重ねていても、いつも陽気で明るい魅力的なフランス男性...
-
2014年3月20日
「やりたいこと」を探し続け、迷い悩んだ言語聴覚士
8カ月になった長男を抱え、国家資格を取るため4年間在学
連載の9人目は、言語聴覚士という仕事をしているオディル・ドゥクッシュさん(42歳)です。自分が何をしたいのかがわからず仕事を変えたり、子育ての真っ最中に学校に通ったりしながら、今の職に就いた女性です。
-
2014年2月27日
「妻と家族のため」合理的にイクメンを選ぶフランス男性
妻のキャリアのためなら、家事も!子育ても!転職も!いとわない
今回は番外編です。前回紹介した「リケジョママ」サンドリーヌさんのご主人であるティエリーさんに登場していただきます。妻のキャリアのためなら、家事も子育ても転職もいとわないというフランスのイクメンです。
-
2014年2月20日
抗がん剤開発に取り組む「リケジョママ」の家庭マネジメント法
ハウスキーパーを駆使して、仕事と子育てを両立
連載の8人目は、新薬開発の研究員をしているサンドリーヌ・トネールさん(44歳)。フランスの「リケジョ」です。その時々で何が一番大切かという「優先順位」を常に意識して、仕事と2人の子育てを両立してきたそ...
-
2014年2月13日
セーヌ川で恋に落ち、再婚・出産・会社経営を一気に経験
アラフォーだからこそ成し遂げられた幸せ!
今回紹介するのは、ビジネスセンターを経営しているベアトリス・ブドゥさん(53歳)。出産、再婚、会社経営を40歳にしていっぺんに成し遂げた女性です。結婚も2度経験し、シングルマザーで大変な時期もあるなど...
-
2014年2月6日
経営コンサルタントから35歳で小学校の校長に転身
幾多のハードルを乗り越え教育者として走り続ける
今回は、経営コンサルタントから小学校の校長に転身したマルグリット・グバイさん(36歳)を紹介します。黒人でしかも女性でも、就職などで不利だと感じたことはないそうです。「実力があれば道は開けていく」と力...
-
2014年1月30日
2度の別れを乗り越えて働き続けるシングルマザー
人生最高の宝物は子ども、そして友だち
連載の5人目は、3人の子どもがいるシングルマザーを紹介します。ヴァレリー・レイさん(50歳)です。フランステレコムで管理職をしています。2度の別れを経験しながら、いつも前向きに生きている素敵な女性です...
-
2014年1月23日
事実婚の何が悪いの? 結婚なんて信じてないわ
結婚するかしないかは、私と彼とが決めること
今回、事実婚を選んだ女性を紹介します。カリン・ガルニエさん(35歳)。グラフィック・デザイナーを売り込む営業活動をしています。パートナーとの間に3歳の男の子がいます。彼女は「結婚なんて信じてないわ」と...
-
2014年1月9日
旧東独からの移民が女性管理職になる
語学力と経歴を武器に外資系企業で成功
連載の3人目は、管理職の女性を紹介します。モニカ・ピッシュ=ロスバーさん(43歳)です。米GEキャピタルのフランス支社で事業部長をしています。子どもの頃、旧東ドイツからフランスに移民してきました。
-
2013年12月19日
仕事も!子育ても!大学も! すべてをあきらめない33歳
仕事が大好き! 夢を追い続けるCMプロデューサー
連載の2人目は、テレビのCMプロデューサー、ジュリア・デクゥーティさん(33歳)。パックス(連帯契約)を結んだパートナーとの間に5歳の息子と2歳の娘がいる。彼女は今の、CMプロデューサーの仕事に満足せ...
-
2013年12月12日
産後1カ月で復帰するパワーの源は?
パリ市助役を自然体でこなす35歳
連載の1人目は、パリ市の助役のエル・コムリさん(35歳)。中学時代に「トイレのぞき」を撃退したことから政治家の道へと進んだ。いつも「自然体」で、自分が正しいと思う方向に突き進んできた女性だ。
-
2013年12月5日
どんな状況でも「私は幸せ」と言い切れるフランス女性
「人間関係」や「将来への不安」に日々悩む日本人との違いはどこ?
フランスの女性が幸せに見えるのは、制度のせいだけではない。みんな、ちゃーんと努力しているのだ。彼女らの生き方を参考にしながら、男女双方の立場で「ちゃんと稼いで楽しく生きる女の道」を皆さんと一緒に考え、...
ビジネストレンド
-
Sansan
デジタル時代の働き方は、従来の事業構造や組織の在り方を抜本的に見直すこと
-
パナソニック
【日経BP読者アンケート】いま求められる家電の姿
-
日本マイクロソフト
Mixed Reality から始まる産業革命
-
KPMGジャパン
企業の競争力を高める概念「ビジネスロジック」とは?
-
駐日英国大使館
ユニコーン企業・メルカリが考える英国の3つの魅力
-
Macbee Planet
不透明で非効率的だった成功報酬型広告を健全化する
-
ビズリーチ
第1回・社長の「宣材写真」をリニューアルせよ
-
ビズリーチ
第2回・「事務所」を「オフィス」にリニューアルせよ!
-
ビズリーチ
自前主義/完璧主義を捨てたパナソニック
-
Sansan
働き方改革=残業削減ではない。企業経営を成功へ導く働き方改革の本質とは?